Fluon® ETFE FILM

「AGCと暮らし」は、旭硝子の製品がいかにみなさんの生活に密着しているかを紹介するコンテンツです。これを見れば、「あんなものも旭硝子の製品だったのか」「こんなものまで旭硝子が手がけていたのか」と驚かれることでしょう。

次世代万能フィルムが使われる「フレキシブル太陽電池」

今、環境に優しいエネルギーのひとつとして普及が進みつつあるものに、太陽電池があります。屋根に大きな発電板をのせた「エコ・ハウス」などを、テレビのCMで目にすることも多いでしょう。現在、そのエコ・エネルギーをさらに使いやすくしようという試みが、国を挙げて行われています。それが、新エネルギー・産業技術総合開発機構が重要な研究テーマとして掲げている「フレキシブル太陽電池」です。

光の透過性が高く柔らかいETFEフィルム
光の透過性が高く柔らかいETFEフィルム

くねくね曲がる太陽電池

フレキシブルとは“柔軟な”“自由度が高い”という意味で、フレキシブル太陽電池はその名の通り、くねくねと曲げて使える太陽電池なのです。技術開発が進んだことで普及も近いとされ、将来的には、携帯電話やノートパソコンの発電装置として利用できると期待されています。
もともと太陽電池は、資源の少ない日本が石油に変わるエネルギーとして古くから技術開発が進めていた分野です。そのため、日本は世界一の太陽電池生産量を誇っており、性能も世界トップレベルだといわれています。
では、その太陽電池はどのような構造になっているのでしょうか。一般的な太陽電池を例にとると、黒や青色の薄いシリコン(発電板)を何枚が合わせ、その上に保護材としてガラス板が貼り付けられています。しかし、シリコンとガラスでは重くて硬く、利用範囲が限られていました。

「ETFEフィルム」が必要な理由

それに比べ、フレキシブル太陽電池はくねくねと曲げることができるほど柔らかいので、カバンなどに入れて持ち運ぶことも簡単。利用場所が広がるだけでなく、デザインの幅も広がります。それを可能にしているのが、旭硝子のフッ素系素材「ETFEフィルム」なのです。「ETFEフィルム」は、フレキシブル太陽電池の発電板であるデリケートな特殊シリコン(アモルファス・シリコン)の保護材として利用されています。太陽電池の保護材として利用するには、いくつかの条件をクリアしなければいけません。「ETFEフィルム」は、書類などを挟むクリアファイルのような見た目とさわり心地ですが、その機能は驚くほど多彩です。ひとつは「光をよく通すこと」。「ETFEフィルム」はガラスよりも10%以上、光をよく通します。次に求められるのが「衝撃に強いこと」。ガラスは衝撃を受けるとすぐに割れてしまいますが、「ETFEフィルム」は柔らかいので割れることがありません。また、ガラスより汚れに強く、軽いのも「ETFEフィルム」の大きなメリットです。こうしたいくつもの機能を備えたフィルムだからこそ、次の時代を担うフレキシブル太陽電池に採用されているのです。

いくつもの高機能をバランスよく備えた「万能フィルム」

施工時のアリアンツ・アリーナ
施工時のアリアンツ・アリーナ

グリーンハウス
グリーンハウス

さらに、「ETFEフィルム」のスゴさはそれだけではありません。その他にも「熱に強い」「痛みにくい」「燃えにくい」「結露しにくい」など、いくつもの特長があります。こうした高機能を、それぞれバランスよく備えているので、「ETFEフィルム」は“万能フィルム”とも呼ばれているのです。フレキシブル太陽電池以外でも、ドイツのサッカー競技場「アリアンツ・アリーナ」の壁や屋根の素材として採用されたり、半導体の成型にも利用されています。また、グリーンハウスの被覆資材や、航空・宇宙分野の保護材、遮音材の保護フィルムなどにも、「ETFEフィルム」が必要とされています。その高機能性から、これまでは特殊な分野でしか使われてこなかった「ETFEフィルム」ですが、着実に身の回りの製品へ応用も研究が進められています。「ETFEフィルム」は、次の世代の製品にこそ必要とされている素材なのです。

AGCと暮らし

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