燃料電池用MEA

「AGCと暮らし」は、旭硝子の製品がいかにみなさんの生活に密着しているかを紹介するコンテンツです。これを見れば、「あんなものも旭硝子の製品だったのか」「こんなものまで旭硝子が手がけていたのか」と驚かれることでしょう。

「燃料電池」の心臓部開発で地球を温暖化から救う:膜・電極接合体(MEA)への取り組み

全世界的な問題である地球温暖化。その主な原因は、車の排気ガスや工場から排出される二酸化炭素だといわれています。地球の温暖化が進めば、異常気象が起こりやすくなる上、北極や南極の氷が溶け、海面が上昇し、多くの生き物の生態系に悪影響を及ぼし、水没してしまう国々もあると言われています。
放っておけば人類滅亡にもつながりかねない地球温暖化に歯止めをかけるため、日本をはじめとした先進国は、二酸化炭素を排出せずに力を生み出す、クリーンエネルギーの開発に取り組み続けてきました。そんなクリーンエネルギーのなかでも注目されているものの1つに「燃料電池」があります。テレビや新聞などで誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。その燃料電池の心臓部の開発に旭硝子は、取り組んでいるのです。

MEA(膜・電極接合体)
MEA(膜・電極接合体)

燃料電池がクリーンな理由

クリーンエネルギーの代表格でもある燃料電池は、駆動しても排出するのは水だけで、ガソリンエンジンとは異なり、二酸化炭素はまったく排出されません。その原理はとても簡単。学生時代の「水の電気分解」実験を思い出してみてください。
食塩などの電解質を溶かした水に、二枚の銅板(電極)を入れて電流を流すと、片方の電極には酸素、もう片方の電極には水素の泡が付きます。燃料電池はこの逆で、電解質をはさんだ電極に水素と酸素を送り、化学反応させて電気エネルギーと水を生み出すのです。
また、効率よく電気エネルギーを取り出せるのも燃料電池のメリットのひとつです。ガソリンエンジンは最高でも40%程度しかエネルギーに変換できませんが、燃料電池は理論的には水素の持つエネルギーの80%以上を電気エネルギーに変換できるといわれています。

燃料電池がクリーンな理由

実用化にもっとも近い旭硝子の燃料電池

このように高効率でクリーンな燃料電池の開発に、旭硝子はこれまで培ってきたフッ素化学技術を活用しています。燃料電池の性能は、水素と酸素の持つ化学エネルギーを電気エネルギーに変換するための「膜・電極接合体(MEA)の性能に左右されます。MEAの性能が高ければ高いほど、高性能な燃料電池が作れるというわけです。
旭硝子が開発した新MEAは、フッ素系としては初めて4000時間以上という長時間連続運転を実現し、「実用化にもっとも近いMEA」と高い評価を受けています。また、これまでのMEAは低温・多湿という条件のもとでしか運転できない欠点がありましたが、新MEAは高温・低湿でも連続運転を可能としました。これは世界トップレベルの性能と言えるものです。

2010年には、燃料電池が生活のなかに

今後、燃料電池の市場は、自動車、電機、ガス業界など多岐にわたると考えられており、その規模は、2010年には5000億円以上に達するという見方もあります(2004年11月2日:日刊工業新聞)。旭硝子では、さらに耐久性を高めながら発電電圧の向上に取り組むなど、実用レベルのMEAを生み出す努力を続け、本格的な事業化に向けて、コスト低減に向けた技術の確立にも着手しています。世界におけるクリーンエネルギー創製の一翼を担う先端メーカーとして、一刻も早い実用化を目指しています。

AGCと暮らし

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