フッ素系撥水撥油剤「アサヒガード®Eシリーズ」/フッ素樹脂「Fluon®PTFE Eシリーズ」

パーフロロオクタン酸(PFOA)を含まない(注1)フッ素系商品

2003年3月、フライパン・鍋などに使用されるフッ素樹脂の製造時に使われたり、フッ素系撥水撥油剤中にごく微量不純物として含まれたりしているPFOAが、人の血液を含め広く環境中から検出され、健康に影響を与える懸念があることがアメリカ環境保護庁(USEPA)から報告されました。さらに2006年には、製品中の含有量を2010年までに95%削減し、2015年までにゼロにするというプログラムが立案され、AGCグループをはじめ、主要なフッ素化学品メーカーが参加しています。

2013年5月末現在、PFOAの健康への影響については明確になっていませんが、AGCグループは、懸念に対して積極的に対応するため、PFOAを含まず、しかもこれまでと同等以上の性能を持つ新製品の開発に注力してきました。

「アサヒガード®Eシリーズ」(フッ素系撥水撥油剤)

フッ素の水と油の両方をはじく優れた特長を生かした、フッ素系撥水撥油剤「アサヒガード®」。AGCグループではPFOAへの懸念が公表されて以来、環境対応型製品の開発に積極的に取り組み、PFOAなどを含まない(注1)撥水撥油剤として「アサヒガード®Eシリーズ」を世界に先駆けて2006年2月に発売しました。

この製品は、日本の化審法(化学物質の審査および製造等の規制に関する法律)だけでなく、アメリカ、ヨーロッパにおいて相当する法令もクリア。また繊維・衣料分野での業界標準のひとつである「ブルーサイン・スタンダード」別ウィンドウで開きますの認証も取得し、海外での使用も着実に増加しています。

その後も積極的な製品開発・ラインナップの充実化を進め、2012年度にはアサヒガードの全製品について環境対応型製品への全面転換を完了し、製品および製造工程におけるPFOA類の全廃を世界に先駆けて達成しました。

「アサヒガードEシリーズ AG-E060」を加工した紙の上では油が染みない 「アサヒガードEシリーズ AG-E061」を加工した布

「アサヒガード®Eシリーズ AG-E060」を加工した紙の上では油が染みない

「アサヒガード®Eシリーズ AG-E061」を加工した布

「Fluon®PTFE Eシリーズ」(フッ素樹脂)

Fluon®PTFE Eシリーズ

フッ素樹脂の需要の60〜70%を占めるのが、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)です。PTFEは、広い使用温度範囲、耐薬品性、電気絶縁性、低摩擦性、非粘着性、耐候性、難燃性など優れた特性があります。

このPTFEの中には、製造工程でPFOAを含んだ物質を乳化剤として使用している製品があります。AGCグループは、独自のフッ素化技術をもとにPFOAを含まない(注1)乳化剤開発に着手。2008年9月、PFOAを意図的には含まない環境適合型フッ素樹脂「Fluon®PTFE E シリーズ」の販売開始を発表し、2012年にすべてのPTFE製品をPFOAフリー(注1)に切り替えました。

  • (注1) 検出限界未満

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