保安防災

AGCグループは、事故や自然災害などの危機(不測の事態)の未然防止はもとより、直面した危機に対しても迅速かつ的確に対応できる対策を進めることで、事故の拡大防止にも努めています。

AGCグループ保安防災基本方針(2008年3月28日改定)

AGCグループは、 “Look Beyond” の追求に向け、「保安防災活動に積極的に貢献する事は、地域社会で事業を展開する、責任ある信頼される企業としての基本的責務である」という理念の下に、以下の保安防災管理活動を展開します。

  • 国及び地域の保安防災に関する法令、条例、協定、基準等を遵守します。
  • 保安防災に関する事故・災害を防止するための保安防災管理活動を展開し、継続的な改善に努めます。
  • 地域社会をはじめとする利害関係者とのコミュニケーションに努めます。

保安防災リスクの低減

火災予防・再発防止

AGCグループは、環境安全保安監査等を通じて、火災予防活動の継続的な改善をグローバルに推進しています。また、高圧ガスの保安について、旭硝子鹿島工場は、「高圧ガス保安法に係る認定(完成・保安)検査実施者」の認定を取得しています。
2010年度は、AGC旭硝子で6件の小火が発生しました。AGCグループ(日本)では、再発防止に向けて、過去の火災事例を分析し、火災予防のポイントを共有しています。

AGCグループの火災予防のポイント

AGCグループの火災予防のポイント(2009年度)

防災・環境事故対策

AGCグループの各製造拠点は、定期的に避難訓練や防災訓練を実施しており、AGC旭硝子では各工場の担当者が、ほかの拠点の訓練に参加するなど、優良事例の横展開を図っています。
また、AGCグループ(日本)では、保安防災セミナーや保安防災教育を定期的に実施し、保安防災担当者のスキルの向上を継続的に行っています。2010年度は、旭硝子関西工場や相模工場で地元の消防署職員を招いて保安防災教育などを実施しました。

Topic
防災訓練を、事故の予防にもつなげる(中国)

対応冶具を実際に使用した訓練の様子

対応冶具を実際に使用した訓練の様子

建築用の各種フロートガラスなどを製造・販売している旭硝子特種玻璃(大連)社は、溶融ガラスの漏洩時に備えた防災計画を策定しています。また、事故発生時に、計画通り対応することができるかを確認するため、毎年定期的に防災訓練を実施しています。2010年度は9月28日の訓練で、現場から工程管理者への溶融ガラス漏れの報告、人事部門への通知後、保護具を装着した対策チームによる対応冶具を使用した模擬作業を行いました。さらに訓練後には、レビューと対応手順の改善などを行いました。この訓練は、事故発生時に計画通り実行できるようにするだけでなく、事故の予防に対する気づきの場にもなっています。

安全・安心な工場として保安防災管理のさらなるレベルアップを図る(日本)

総合防災訓練の様子

総合防災訓練の様子

新しく設置した地震計

新しく設置した地震計

フロートガラスや化学品などの生産を行う旭硝子鹿島工場では、自然災害・大規模な事故発生時の環境汚染などの2次災害防止、地域住民の皆様や従業員の生命・生活機能の保護、企業活動の維持を目的として総合防災訓練をはじめとした、さまざまな保安防災施策を進めています。また、地震災害に対する予防措置として、化学品生産プラントに専用の地震計を設置し、大規模地震が発生した際は、プラントを安全に自動停止するようにしています。さらに、工場全体の耐震診断を実施し、フロートガラス生産設備においては、補強が必要な箇所を抽出し、該当箇所に対して耐震性強化工事を行っているほか、化学品生産プラントについても同様の耐震性強化工事を進めました。
2011年3月11日に発生した東日本大震災の際には、新しく設置した地震計のインターロックが有効に機能し、化学品生産プラントは安全に自動停止しました。その結果、危険物等の漏えいや、人的被害はありませんでした。

地域社会の安全と環境保全を目指す緊急相互応援組織(タイ)

苛性ソーダ等の製造・販売を行うAGCケミカルズ・タイランド社(ACTH)は、タイ国内においては業界のリーダーとして活躍しており、社会的責任の見地から、地域全体を網羅する化学薬液のタンクローリー輸送の安全性向上に取り組んでいます。
2001年ACTHは、製品輸送時の事故や漏洩が、環境と周辺住民に多大な被害をもたらすことを危惧し、社会的責任の見地から業界他社に呼びかけ、緊急相互応援組織(CATEMAG)を立ち上げました。
以来、ACTH主導のもと、製品輸送の安全性向上に努めています。タイ国行政はCATEMAGを非常に高く評価し、当活動をモデルに他の危険物質を対象とする緊急相互応援組織(HASLA)を発足。ACTHは、製品シェアのみならず、安全・環境面でも業界を牽引する企業として、HASLAにおいても行政と協同でその活動をリードしています。
なお、毎年行っている物流関係のお取引先様への教育、車両点検、緊急訓練が奏功し、CATEMAG関係の輸送事故・漏洩は、2009年以降発生していません。

対応時の様子

対応時の様子

CATEMAGの活動内容

緊急応援連絡体制の整備/輸送関連仕様・規格の統一/輸送作業員の教育/関係行政との連携/緊急訓練 など

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