AGCグループとしてCSRを遂行していくためには、サプライチェーンを構成するお取引先様と一体となったCSR推進が不可欠です。AGCグループは、お取引先様とともに取り組みを進めていきます。
AGCグループは、グループビジョン "Look Beyond" の価値観を 追求し、また、【AGCグループ企業行動憲章】に基づいて、以下の購 買取引基本方針のもと、調達活動を行います。
1. 購買の基本方針
2.お取引先様の選定方針
お取引先様の評価・選定の基本方針は以下のとおりです。
3.お取引先様へのお願い
AGCグループは、『より良い地球・社会の実現』に貢献し、社会全体から信頼され、成長・発展を期待される企業となることを目指しております。CSR(企業の社会的責任)は、基本的には個々の企業がそれぞれ自主的に取り組むべきものですが、AGCグループとしてCSRを遂行していくためには、サプライチェーンを構成するお取引先様におけるCSR推進が不可欠であり、お取引先様と共に、AGCグループの取り組みを進めて参りたいと考えておりますので、ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
AGCグループの取り組みのうち、お取引先様にも関係の深い事項は以下のとおりです。
AGC旭硝子は、2004年に「購買オンブズマン制度」を導入し、運用を継続することにより、購買取引の透明性確保および不正防止に努めています。この制度は、AGCグループ従業員の取り引きに関する問題点を、お取引先様から購買取引責任者である資材・物流センター長宛に、封書で指摘いただく仕組みです。提起いただいた問題は、秘密を厳守し、迅速に解決します。
また、2009年に「AGCグループ購買取引基本方針」を制定し、グループ会社への周知徹底を図るとともに、サプライチェーンを構成するお取引先様へ、この方針に即した購買活動へのご協力を呼び掛けています。
Topic
満足度調査を実施し、お取引先様との信頼関係の向上を図る

お取引先様を対象としたアンケート
AGC旭硝子は、2008年度から継続して、主要なお取引先様を対象にアンケートによる満足度調査を実施しています。これは、お取引先様と当社が、良い製品づくりを目指すパートナーとして共存共栄を図り、信頼関係を維持・向上することを目的としたものです。 2010年度は10月から11月にかけて、約200社を対象に実施しました。
2010年度は2009年度の結果を踏まえ、グループ内で取引の姿勢やコミュニケーションの向上に努めてきた結果、改善が見られました。しかし、引き続き、より緊密なコミュニケーション、取引姿勢のご要望、相互に効果のあるご提案をいただいていることも事実です。今後もこの調査結果を真摯に受け止め、さらなる改善へつなげていきます。
お取引先様懇談会ならびに社長感謝状授与式を開催

社長感謝状授与式の様子
AGCグループでは、お取引先様と積極的な情報交換をおこない、サプライチェーン一体での事業活動を強化することを目的として、お取引先様懇談会を開催しています。
この懇談会は、1997年より継続して開催しており、2010年度は、さまざまな業種のお取引先様、約250名にご参加いただきました。当日は、AGCグループCEOより、経営方針 Grow Beyond の説明をおこない、AGCグループの経営戦略をご理解いただくとともに、お取引先様の新商品開発や新規事業に活用できる、積極的なご提案をお願いしました。さらに、お取引先様のご協力に対し感謝するため社長感謝状授与式をおこない、5社の皆様に感謝状を贈呈しました。
AGCグループの多くの事業は、構内請負および派遣の形態で働くお取引先様との連携のもとに成り立っています。AGC旭硝子では、適正な請負・派遣を行うためのガイドラインを定め、各工場で説明会を開催して、周知徹底を図っています。また、クーリングオフ※1への適正な対応や、専門26業務※2の適正化など、担当者 および管理者への教育を行っています。
※1 同じ事業所の同じ業務に派遣できない期間
※2 派遣期間の制限がない業務
AGCグループは、お取引先様との公正な取引のため、下請代金遅延等防止法(下請法)の遵守徹底に向けて、下請取引内容の確認と、担当者および管理者への教育を行っています。2010年度は、eラーニングによる教育の対象範囲をグループ会社に拡大しました。
協力会社向け研修プログラム
AGCグループの事業は、多くのお取引先様との連携のもとに成り立っていることから、サプライチェーンと一体になったさまざまな取り組みを実施しています。
労働安全衛生については、お取引先様との連携が欠かせません。外部講師による安全衛生講習会、他社の優良事業所見学会などの安全衛生研修のほか、2010年度からは安全強化活動に協力会社の担当者も参加しています。
また、構内請負・派遣の適正化を徹底するため、お取引先様とともに、労働者派遣法についての研修会を開催しています。具体的には、AGCグループにおける取り組みの紹介や、外部講師による講演などによって理解を深めています。
さらに、サプライチェーン全体を意識したモノづくり・人づくりを推進することを目的に、協力会社を対象にした各種研修プログラムを用意しています。
Voice
「私たち各協力会社が貢献できる分野を模索するよい機会になりました」

ビューテック株式会社
杉田 晴行 様
2010年度の研修会では、ヒューマンエラー(人の不安全な行動)のメカニズムと安全との関わりについての講話を皮切りに、AGCグループが現在注力している機械・設備安全の方向性、メンタルヘルスや労働関係法への留意点など多岐にわたる分野で有意義な情報を得ることができました。いずれも私たち各協力会社が日常より直面している事例が多く、日頃の疑問点を解決する糸口を発見できた例もあり大変参考になりました。また、各事業部 門長などとの交流会においては、現在各事業部門がおかれている状況や将来の運営方針などを詳しく聞くことができ、今後、私たち各協力会社が貢献できる分野を模索するよい機会になったと感じています。
AGC グループでは、これまでの調達基準に「環境配慮」を追加したグリーン調達を実施することで、環境に配慮した製品をお客様へお届けしています。AGCグループではガラス・電子・化学など、取り扱う原材料・資材の特性が異なる事業を展開しています。そこで、全事業部門共通の考え方などを規定した「AGCグループグリーン調達統合ガイドライン」のもとに事業部門別の「グリーン調達ガイドライン」を設け、事業特性に応じた原材料・資材の管理を、お取引先様と連携して行っています。
2010年度は、お取引先様のグリーン調達の実施状況を確認したほか、AGCグループの活動へのご協力を依頼しました。
ガラスの主要な原材料である「珪砂(けいしゃ)」は主にオーストラリアから、「ソーダ灰」は主に米国から輸入しています。
グリーン調達については、「AGCグループグリーン調達統合ガイドライン」に基づいた、管理を行っています。特に、自動車ガラスに使用する材料・部品については「鉛」「水銀」「カドミウム」「六価クロム」等の環境負荷物質の非含有を確認するために、お取引先様に対して、そのデータの提出を要請しています。
ディスプレイ関連の原材料は、AGCグループグリーン調達統合ガイドラインに基づいて、管理しています。一方、電子部品関連の原材料は、数千種類以上にも及びます。そのため、独自のグリーン調達ガイドラインの設定など、製品群ごとにグリーン調達を実施しています。
グリーン調達については、「AGCグループグリーン調達統合ガイドライン」に加え、化審法・PRTR法などに対応するため、「化学品カンパニー化学物質管理マニュアル」に則ってデータ収集を行っています。