コンプライアンス

AGCグループでは、「インテグリティ【誠実】」の基盤となるコンプライアンスの徹底が、社会の一員として存続するために必須であると考え、公正さと透明性を高めるための活動に取り組んでいます。

グローバルコンプライアンス体制

AGCグループは、グループ全体にコンプライアンスを浸透させるため、下図の体制でコンプライアンスプログラムをグローバルに展開しています。また、グループ全体のコンプライアンス関連情報を定期的に収集し、結果を取締役会へ報告するとともに、CSR 委員会等を通じて各部門で共有し、コンプライアンス強化のためのモニタリングや施策の展開に役立てています。
重大なコンプライアンス違反が起こった場合でも迅速な対応がとれるよう、違反情報把握システムによって速やかに経営トップへ情報を報告する体制を整備しています。

グローバルコンプライアンス体制図

AGCグループにおけるコンプライアンスプログラムの企画、立案、実施、モニタリングを行う体制

グローバルコンプライアンス体制図

※1 戦略事業単位(ストラテジックビジネスユニット)

Topic
誠実さの基盤を強固にするグローバルコンプライアンス会議を開催

グローバルコンプライアンス会議メンバー

グローバルコンプライアンス会議メンバー

AGCグループ全体にコンプライアンスを浸透させるため、2005年から年2回(年央/年度末)、グローバルコンプライアンス会議を開催しています。毎年年央には、日本・アジア、欧州、北米のコンプライアンス委員会事務局が集まって、グループ共通及び地域ごとの施策について、進捗報告や議論をしています。また年度末には、グローバルコンプライアンスリーダーが出席し、実施した施策のレビューや次年度計画の承認を行っています。

行動基準

AGCグループでは、インテグリティ【誠実】という価値観をグループの隅々まで浸透させるために、グループ共通の「AGCグループ行動基準」を制定しています。
AGCグループ行動基準は、全グループ会社とその従業員が守るべき事項を具体的に記載した「グローバル共通基準」と、各国・各地域の法令や商習慣の違いを考慮した解説や、グローバル共通項目の補足などをまとめた「各国・各地域共通基準」から構成されています。
AGCグループ行動基準の浸透を促進するため、説明会や教育も実施しています。

AGCグループ行動基準 グローバル共通部分の項目
  • 法令/会社方針の遵守と誠実な業務遂行
  • 公正な取引~独占禁止法の遵守
  • 労働安全衛生・保安防災
  • 環境保全
  • 人権の尊重
  • 製品の安全性と品質仕様
  • 適正な財務報告
  • インサイダー取引の禁止
  • 会社資産の適切な取扱いと他者資産の尊重
  • 利益相反行為の禁止
  • 接待・贈答の適切な対応
  • 政治家・公務員等との関係
  • 輸出入管理
2010年度のコンプライアンス教育(AGCグループ)
  • eラーニング教育受講者…約4,500名※1
  • スクール形式教育受講者…約7,200名※2

※1 日本ではeラーニングに代えて、コンプライアンス職場対話会を実 施。
※2 日本・アジア、欧州、北米においてコンプライアンス委員会事務局 が直接実施した教育のみ。グループ各社が実施している従業員対 象の教育は含まない。

アジアでのコンプライアンス施策

Topic
3カ国合同のコンプライアンス会議で、国を超えたネットワークを強化(東南アジア)

AGCグループ(アジア)では、毎年、各国でコンプライアンス担当責任者会議を開催しています。2010年は、初めての試みとしてタイ、インドネシア、フィリピンの3カ国合同会議をAGCフラットガラス・タイランド社で開催しました。AGCグループのコンプラ イアンス施策や各社の取り組みを共有し、お互いにアドバイスを行うなど、積極的な交流を図ることにより、国を超えたグループ内のネットワークを構築しました。参加者から、「多くの情報やアイデアを共有できてよかった。自国に戻ってから、このアイデアを職場の改善に活用していきたい」との声が寄せられました。今後はこのネットワークを活用し、コンプライアンスの浸透と活性化を図っていきます。

液体の重さを比較している様子(理科授業) 防災・防犯ガラスの機能を体験している様子(工学授業)

コンプライアンス担当責任者会議の様子

コンプライアンス担当責任者会議の出席者

Voice
対話会を通じてコンプライアンスの定着を図る

AGC電子カンパニー 管理室 法務・コンプライアンスグループリーダー 寺岡 正博

AGC電子カンパニー
管理室
法務・コンプライアンスグループリーダー
寺岡 正博

AGC電子カンパニーでは、コンプライアンスの意識を高めるためのPDCAを、企画「P」、教育「D」、監査「C」、対話会「CとA」と捉えています。2009年度から実施している「コンプライアンス対話会」は、2010年度、エレクトロニクス事業部門のグループ会社と新設会社で開催しました。具体的には「情報漏えいとデータ改竄の禁止」をメインテーマに、「人権の尊重」をサブテーマとして教育を行いました。また情報セキュリティに関する教育を、タイ、シンガポール、台湾のグループ会社に対して実施しました。今後とも、PDCAを着実に回すことで、日本・台湾・韓国・タイ・インドネシア等の電子カンパニー全体にコンプライアンスの意識が定着するよう、この活動を続けていきたいと思います。

Topic
各国・地域におけるコンプライアンス周知の施策(タイ・中国)

技能職従業員へのコンプライアンス教育の様子

コンプライアンスポスター

タイでの取り組み

AGCグループの行動基準を浸透させるため、タイのグループ会社7社が共同でポ スターを作成し、各拠点の職場内に掲示しています。

技能職従業員へのコンプライアンス教育の様子

2010年に発行したCPNews

中国での取り組み

四半期に1度、コンプライアンスに関するト ピックなどを紹介するCP-News(コンプライ アンスニュース)を発行しています。記事の内 容は、中国のグループ会社が共同で作成して います。

欧州でのコンプライアンス施策

Voice
倫理的な企業文化の醸成に貢献していきます

AGCガラスカンパニー(欧州本部) バイスプレジデント CSR・法務室長 ミッシェル・シャルル

AGCガラスカンパニー(欧州事業本部 )
バイスプレジデント
CSR・法務室長
欧州コンプライアンス委員
ミッシェル・シャルル

欧州コンプライアンス委員会は、AGCガラスカンパニー(欧州事業本部)に新しく発足したCSR室と協働して、倫理的な企業文化を醸成するとともに、AGCグループのグローバルなコンプライアンス組織の中で、積極的な役割を担っています。2010年度は、欧州地域の管理職・専門職・事務職向けに、eラーニングによるコンプライアンス研修を10カ国語で実施しました。このeラーニングは、コンプライアンスという重要なテーマを、アニメーションなどにより分かりやすく説明したため、従業員に好評でした。また、自動車ガラス事業部門の新入社員および専門職に対する独占禁止法の研修を実施するほか、新たに採用した管理職に対してもコンプライアンス導入教育を義務づけています。さらに、コンプライアンスに関するKPI(重要業績評価指標)の検討を進めるほか、相談案件への対応方法や「利益相反」に関する方針なども新しく定めたため、グローバルに共有していきたいと考えています。

Topic
欧州全拠点で技能職従業員にコンプライアンス教育を実施

技能職従業員へのコンプライアンス教育の様子

技能職従業員へのコンプライアンス教育の様子

AGCガラスカンパニー(欧州本部)では、管理職・専門職・事務職のコンプライアンスのeラーニング教育に続き、各国の拠点ごとに、技能職従業員を対象としたコンプライアンス教育を実施しています。イタリアでは、技能職の全従業員がAGCグループ行動基準に関する説明を受けた後、アンケートに回答・署名することで行動基準の理解を促進しています。またハンガリーのタタバーニャ自動車ガラス工場では、専門のトレーニングスタッフが講習を行った後、行動基準への理解と誓約を示す署名を行っています。さらに2010 年初頭には、組織内にコンプライアンス文化を浸透させるため、各国共通の技能職従業員向けコンプライアンス教育基準を制定する予定です。

北米でのコンプライアンス施策

Topic
米国政府のガイドラインに則ったコンプライアンス活動を推進(米国)

グローバルコンプライアンス会議メンバー

プロジェクトチームのメンバー

米国政府は、企業を対象としたコンプライアンスに関するガイドラインを制定しています。このガイドラインは、企業が有効なコンプライアンス・プログラムを運用することで、独占禁止法違反や贈賄などの法律違反の発生を著しく減らすことができるという考え方に基づいて制定されています。
このガイドラインの要求事項の1つに、企業がコンプアイアンスに関するリスク評価・管理の仕組みを持つことが定められています。北米のAGCグループ各社では、コンプライアンス・プログラムの一環としてリスク評価・管理の仕組みを10年前から導入しています。今後もこの仕組みをガイドラインの要求事項に沿ったものとするため、北米コンプライアンス委員会ではプロジェクトチームを発足しました。同チームはすでに、目標に向けて率先して活動を進めています。

誓約書

AGCグループでは、行動基準に関する誓約書を定期的に提出する制度を導入しています。コンプライアンスについての認識を再度新たにし、業務や職場を見直すきっかけとしており、グループ全従業員へ対象を拡大することを目指しています。
2010年度は、北米で教育と誓約書提出を一体化した仕組みで運用を開始したことにより、北米での対象者が2009年度の27%から99%へ拡大しました。その結果、グループ全体では、全従業員の75%に相当する約37,900名に拡大しました(2009年度は全従業員の68%に相当する32,700名)。AGC旭硝子では、パート・アルバイトを含む全従業員が提出しました。

ヘルプライン

AGCグループでは、コンプライアンスに関する相談窓口として、日本・アジア、欧州、北米のそれぞれの法令に準拠したヘルプラインを導入しています。相談者の匿名性確保に十分配慮するとともに、相談したことによる報復行為を固く禁止しています。また、相談者が実名の場合は、対応に際してコミュニケーションを図り、対応結果などのフィードバックも行っています。
2010年度は、AGCグループ全体で614件(内、国内共通ヘルプライン58件)の相談・連絡がありました。なお、欧州、北米、中国、日本、韓国、台湾には、各国・地域内共通ヘルプラインが設置されています。

ヘルプライン連絡ルート(AGC旭硝子)

ヘルプライン連絡ルート(旭硝子)

*相談者が実名の場合は、経過や結果をフィードバックしています。

ヘルプラインの活用ポスター

  • コンプライアンスに関する通報はこちら

ステークホルダーダイアログ

コンプライアンスの意味をグローバルに共有し、企業風土を醸成していくための課題方向性について、2008年1月にステークホルダーの方々と意見交換を行いました。

このページのトップへ

© COPYRIGHT ASAHI GLASS CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.