東日本大震災に関する取り組み

この度の東日本大震災により被災されました方々に、心よりお見舞いを申し上げます。被災地が復旧し、被災者の方々が再び安心して暮らすことができる日が一日も早く来ることを心より祈念いたします。

生産拠点等の状況

義援金・支援金、物資支援

義援金・支援金

AGCグループでは、被災地の復旧・復興に役立てていただくために、3億円を中央共同募金会に寄付したほか、国内外のグループ会社合計で約1千万円(2011年6月末現在)を、ジャパン・プラットフォームや各国・地域の赤十字などを通じて寄付しました。

緊急物資支援

AGCグループでは、旭硝子株式会社本社、各工場ならびに、グループ会社において備えていた非常時用の備品・食糧など約1千万円相当を、青森県、岩手県、山形県、宮城県、福島県、茨城県の地方公共団体や災害ボランティアセンターなどへ提供しました。

    

物資内容

  • レトルト食品 約8,000食
  • 水 約7,000リットル
  • 生活用品 約30品目(羽毛布団類、タオル類、紙皿類、軍手、電池など)
  • 衛生用品 約10品目(マスク、消毒液、バケツ、ティッシュペーパー類など)
緊急物資支援1 緊急物資支援2

緊急物資

緊急物資を出荷する様子

AGCグループの製品による支援

コレール

AGCグループでは、被災地に自社製品の無償提供を行っています。支援にあたっては、現地のニーズに対応するため、被災地で活動するNGO/NPOとの連携を図りながら活動を進めています。

製品 数量 支援先
コレール(全面積層強化ガラス食器) 約13万点 岩手県、山形県、宮城県、福島県
理化学ガラス(ビーカー、フラスコ、試験管など) 約31万点 東北地方の大学
保冷まくら 300個 岩手県

※ 2011年10月1日時点

従業員ボランティア

AGCグループ従業員が参加した主なボランティア活動は、以下の通りです。

区分 活動場所 参加人数
救援物資詰め合わせボランティア 東京都、愛知県 15名
現地復旧ボランティア 岩手県、宮城県、福島県 63名
フリーバザー運営ボランティア 岩手県 26名

※ 2011年10月1日時点

救援物資詰め合わせボランティア

うるうるパック

経団連1%クラブ※1が2011年4月に東京、5月に名古屋で開催した「救援物資詰合せボランティア」に、15名のAGCグループ従業員が参加しました。このボランティアは、各企業からの救援物資を被災地外で集約し、被災した各世帯に配布できるように袋詰めをする活動です。参加者からは、「会場にいた皆さんと気持ちを一つにできたこと、そして想いを届けよう!というパワーに感動しました!」などの声が寄せられました。

※1 経常利益や可処分所得の1%相当額以上を自主的に社会貢献活動に支出しようと努める企業や個人の会員組織。日本経団連が1990年に設立。

現地復旧ボランティア

従業員ボランティア1

災害ボランティア活動支援プロジェクト会議※2が2011年4月〜9月に主催した「東日本大震災の被災地の人々を応援する企業人ボランティアプログラム」に、63名のAGCグループ従業員が参加しました。このプログラムでは、現地災害ボランティアセンターを通じて、泥の掻き出し、家財道具の運び出し、掃除など、被災した各家庭からのニーズに対応する活動を行いました。

※2 企業、NPO、社会福祉協議会、共同募金会等により構成されるネットワーク組織。AGCグループは、経団連1%クラブを通じて参加。

参加者の声
誰にでもできる活動に自分なりの工夫を

江藤さん

旭硝子相模工場
環境安全保安室長
江藤 治敏

私は地球温暖化対策に関する市民啓発活動に5年間参加していますが、災害ボランティアは初めだったので多少の不安もありました。しかし実際に参加してみて、誰にでもできる活動であることがわかり、災害ボランティアは決して敷居が高くないことが分かりました。
携わった活動は、瓦礫撤去、民家の泥のかき出し、そして理髪店の家財道具運び出し・貴重品や写真探しです。私は仕事で安全衛生を推進していることから、ボランティアにおいても安全第一を念頭に、怪我をしない・させない事に注意を払いました。また、安全注意マニュアルを作成し、自分の後に続くボランティア参加者の参考としてもらっています。
さらに、できるだけ多くの方へ災害ボランティアへの参加を促すことが参加した責務と考え、活動内容や現地で感じたことを広く語り継ぐことを実行しています。

微力でも、それがつながると大きな支援の力に

佐々木さん

AGC化学品カンパニー
技術開発センター
佐々木 美由紀

通常の生活を送ることができる地域を通り抜けると、突然、津波で何もかも流されて瓦礫の山だけが残っている、全く生活音の無い地域が広がっており、ショックから言葉が出ませんでした。広範囲かつ壊滅的な被害を目の前に、活動はたったの3日間。出来た事は微々たることでしたが、側溝に溜まった泥のかき出し作業後に水が流れる音を聞き、そして泥まみれの家財道具で溢れていたお宅がきれいになったのを見て、「無力ではない。微力でもそれがつながればよい」と、長期的な支援の必要性を感じました。また、活動後に現地の方々からいただいた「支援ありがとう」という言葉に心を打たれました。
支援の形は様々です。ボランティア、物資支援、募金、現地物産品購入や観光を通じて被災地にお金が回るように配慮するなどの中から、自分が出来ることを見つけ、とにかく行動に移すことが大切だと感じました。

フリーバザー運営ボランティア

従業員ボランティア2

2011年5月、岩手県大槌町でNGOが開催したフリーバザーに26名のAGCグループ従業員が参加しました。このバザーは、個人・企業からの寄付品を、引き換え券(全国からのメッセージ入り絵葉書)で無償交換することで、被災者の方に「多種類の中から必要・欲しい物を自分で選ぶ」ことを体感していただくために開催したものです。AGCグループでは、従業員が参加したほか、コレール(全面積層強化ガラス食器)約2,200点を提供しました。

参加者の声
家族の想いも一緒に届けた初めてのボランティア

浅山さん

AGCファイナンス
浅山 秀樹

被災地のために何か行動しなければ、という想いを家族とともに抱いていたとき、社内掲示板で募集を見つけ迷わず応募しました。自分だけではなく家族の想いも被災地へ届けたかったので、フリーバザー用品としての救援物資(新品の靴・子供服・タオル)を家族みんなで荷造りし、事前に送りました。
当日の担当は会場設営とメンズ品の提供ブース。ボランティア初心者なので、リーダーであるNGOスタッフの指示に従った行動を心がけました。フリーバザー品の中に家族で送った品を見つけ、被災者の方へ直接お渡しすることもできました。笑顔で受け取っていただき、ほんの一瞬でもうれしい気持ちになってもらえたと思うと、参加した甲斐がありました。
復興には長い時間がかかると思います。だからこそ、自分の目で見た状況や被害の凄まじさに言葉が出なかった気持ちを家族・知人・近所の方々に伝え、支援の輪を広げるなど微力ながら息の長い支援をしていきます。

最初の一歩を踏み出してわかったこと

竹田さん

岩城ハウスウェア
竹田 哲

日常の生活−朝起き、食事をし、仕事をし、家に帰る。職場には仲間が、そして家には家族がいる。当たり前と思っていた生活は当たり前ではなかった、ということにボランティアとして被災地に入ることで気付きました。
私が担当した仕事は自社製品であるコレール(食器)をご提供するブースです。一瞬にして生活が一変してしまった被災者の方へどのような言葉をかければよいのか不安を抱えていたため、NGOスタッフからの指示事項を守り、会場へ足を運ばれた方に気持よくひと時を過ごしてもらうということを強く意識しました。開場後、コレールのブースへどっと人が押し寄せ、喜んでいただけた様子を見て、そして「ありがとう」という言葉をいただき、不安な気持ちは一気になくなりました。さらに、自社製品でお役に立てたことに誇りも感じました。
ボランティアの敷居を高くしているのは自分の気持ちなのかもしれません。最初の一歩を踏み出すことの大切さを実感しました。

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