サイトレポート

千葉工場

AGC旭硝子千葉工場は、1959年、東京湾を望む千葉県市原市の臨海地帯で操業を開始しました。創業以来、自社の大網白里鉱業所で産出する天然ガスと、原塩や蛍石などの輸入原料を用いてさまざまな化学製品を製造しています。2009年1月には、千葉工場内の旭ペンケミカル社がAGC旭硝子に統合されました。

また、多種多様な化学品を取り扱う企業の責務として環境との調和を事業の大前提とし、製品の開発から廃棄に至るまで、すべての段階において環境保全に配慮し、継続的な環境負荷の削減と環境汚染の予防に努めています。

【お知らせ】

2009.06.09 弊社千葉工場の地質汚染対策について(その9)

所在地/〒290-8566 千葉県市原市五井海岸10番地MAP
操業開始年/1959年(昭和34年)
代表者/服部 将志
従業員数/829名(2015年12月末現在)
主な事業内容/苛性ソーダ、苛性カリウム、クロロメタン、フロン、フッ素樹脂など化学品の製造、液晶・ディスプレイなど光学用途フィルムの製造、代替フロン破壊事業、医農薬中間体・原体の製造

環境パフォーマンスデータ

  2011 2012 2013 2014 2015
大気 CO2(千トン) 403 445 455 487 481
NOx(トン) 69 61 83 87 89
SOx(トン) 5 2 1 1 1
ばいじん(トン) 4 5 3 3 3
水質 総排水量(千m3 9,950 8,874 8,798 7,722 8,280
COD(トン) 38 34 38 33 36
廃棄物 最終処分量(トン) 734 159 24 29 311

廃棄物の処理及び清掃に関する法律第15条2の3に基づく公表PDF(623KB)

休業災害度数率

2011 2012 2013 2014 2015
0.00 0.41 0.00 0.00 0.00

(注) 集計対象者は、事業所で働くすべての人(AGC旭硝子従業員+協力会社従業員)です

TOPIC

気候変動への対応/持続可能な資源利用

重層的な省エネ活動や使用済みフロン類の回収・破壊を通じて地球温暖化問題に貢献

2013年に設置したガスタービン発電装置

2013年に設置したガスタービン発電装置

AGC旭硝子千葉工場では、生産工程の改善と使用エネルギーの見直しによる重層的な省エネ活動を進めています。生産工程の改善については、1975年にイオン交換膜法による苛性ソーダ製法を開発し、従来の製法と比較して約40%の省エネを実現しました。また、2013年3月には最新の高効率の装置に更新をするなど製造プラントの省エネ化を着実に実施してきました。また、使用エネルギーの見直しについては、2008年に自社採掘の天然ガスを利用する高効率タービン発電装置を導入して14万トン/年のCO2排出量を削減し、2013年2月にも新たに1基導入しています。

2015年6月からは、昼間に余剰となっていた蒸気を近隣企業に供給し、蒸気の熱源として使用していた水素を今まで以上に有効活用しています。同工場では、この一連の活動により、最大年間約5万トンのCO2排出量を削減しました。

また、千葉工場では、1997年から家電・自動車メーカーのお客様から使用済みフロン類(CFC、HCFC、HFC)を回収し、破壊プラントによる破壊を行っています。2015年は、CO2換算で約199万トン(2014年は約176万トン)のフロン類を回収・破壊しました。破壊プロセスを経て回収されるフッ化カルシウム(蛍石)は、原料として再利用しています。

さらに、同工場では、製造工程から発生する廃液からもフッ化カルシウム(蛍石)を回収して再利用しているほか、お客様でフッ酸が使用された後、その排水処理工程で発生する廃フッ化カルシウムの利用も開始しています。この取り組みは、平成26年度「資源循環技術・システム表彰(注1)」の最高賞である「経済産業大臣賞」を受賞しました。

(注1) 一般社団法人産業環境管理協会による表彰制度で、廃棄物の発生抑制(リデュース)、使用済み物品の再使用(リユース)、再生資源の有効活用(リサイクル)に寄与する、高度な技術または先進的なシステムを有する事業や取り組みが毎年表彰されています

使用済みフロン類のリサイクル

使用済みフロン類のリサイクル

汚染の防止

土壌・地下水汚染浄化対策

AGC旭硝子千葉工場では、揮発性有機化合物(VOC)による土壌・地下水の汚染対策に取り組んでいます。これまでに、汚染拡散防止のための遮水壁の設置、効率的な浄化のための汚染機構解明調査の実施、高濃度汚染部の優先的な浄化、地下水流動と汚染状況のモニタリング、浄化技術の試験検討などの浄化作業を行っています。また、千葉県や市原市などからもアドバイスを受け、慎重に浄化活動を実施しています。
詳しくは、上記【お知らせ】をご覧ください。

生物多様性の保全

森林ボランティア活動を開催

森林ボランティアに参加したメンバー

森林ボランティアに参加したメンバー

AGC旭硝子千葉工場では、工場の有志により、「AGC里山の会」が結成されました。この団体は、千葉県市原市河川愛護団体としても登録されており、 日頃から市原市里見地区において森林整備活動を行っています。2012年から毎年、地元のNPO法人の協力を得て、 千葉工場をはじめAGCグループの従業員および家族など多数参加のもと、同地区で「森林ボランティア活動」を開催しています。 竹が密集して荒廃している山際の斜面で竹の伐採などを行っています。

千葉県希少植物「ヒメコマツ」の育成

工場内で育成している「ヒメコマツ」

工場内で育成している「ヒメコマツ」

ヒメコマツは山地性の常緑の高木で、樹高約 30m、胸高直径 1mに達するマツ科の針葉樹です。千葉県に育成する個体群は、本種の標高的な分布下限であるとともに、気候的に最も温暖な地域の一つに分布する特異な個体群として、学術的に非常に重要視されています。しかしながら、生育数が 年々減少し、現在は80未満となっているため、千葉県は最重要保護生物として指定し回復計画を策定しています。  このたび、千葉県生物多様性センターから、個人、団体に対して「ヒメコマツ系統保存サポーター」の募集があったため、千葉工場は 趣旨に賛同し、苗木を頂き、工場内で育てていくことにしました 。

労働安全衛生

「ヒヤリ提案」と危険体感教育で安全風土を醸成

危険体感研修の様子

危険体感研修の様子

AGC旭硝子千葉工場は、「ヒヤリ提案」へのリスクアセスメントの導入や、危険体感研修などを通じて、労働災害の低減に取り組んでいます。

「ヒヤリ提案」とは、重大な事故につながりかねないヒヤリとした危険な事例を収集・提案し、危険度(リスク)を低減することで労働災害を未然に防ぐための活動です。すべての「ヒヤリ提案」には必ず何らかの対策をとり、その内容を従業員に対して確実に周知させることで、従業員の安全意識を高めています。また、リスクの高い提案については、設備の設計・製造時のリスクアセスメントを実施し、設備そのものを安全にすることにより重大災害の防止に努めています。

さらに、労働災害や設備事故を疑似体験することで安全意識を高め、災害や事故に結び付く行動をなくすことを目的とした危険体感研修を、協力会社を含む千葉工場の全従業員を対象に1998年から実施しています。工場内に、着火危険体感、酸欠、薬傷災害体感、AEDなど10種類の危険体験設備を設置したほか、これまでに、この研修の内部トレーナーを延べ約300名養成しました。今後も研修内容を充実させ、従業員の安全意識の向上に努めていきます。

「挨拶・声掛け運動」で従業員相互のコミュニケーションを促進

挨拶立哨風景

挨拶立哨風景

AGC旭硝子千葉工場では、2016年1月から「挨拶・声掛け運動」を開始しました。環境安全部で「挨拶広め隊」を結成、旗振り役となり、進めてきました。「こんにちは」「おはよう」「ご安全に」といった日常の挨拶を改めて習慣化しています。今後もこうした取り組みを通じて、日頃話す機会がない従業員同士でも気軽に声を掛け合えるような環境づくりを進め、安全上の声掛け徹底などにつなげていきます。

保安防災

災害の被害を最小限にとどめる、保安防災体制と訓練

AGC旭硝子千葉工場は、危険物や高圧ガスを取り扱っている化学工場です。日頃から事故防止のために細心の注意を払っていますが、万一自然災害や事故が発生した時に備え、保安防災管理システム(SEMS)に基づく自主保安体制と危機管理体制を整えています。具体的には、専用の化学消防車を保有し、公設消防が到着するまでの消火活動を行う保安センター要員と三交代要員(出動防災隊)が常駐しています。

また、災害拡大防止には初期防災活動が非常に重要であるとの見地から、従業員が初期消火活動に重要な消火栓操作法を習熟できるよう、各課対抗の消火栓操作法競技会を年1回実施しています。2009年度からは各課対抗の空気呼吸器装着競技会も実施しています。

さらに、全従業員を対象に他社の事故事例を用いた保安防災教育を実施しているほか、防災訓練、協力会社の保安防災活動の指導強化などを図っています。今後も、事故・災害につながる要因を極力排除するとともに、万一に備えて自主保安体制と危機管理体制の強化を図っていきます。

消火栓操作法競技会

消火栓操作法競技会

空気呼吸器装着競技会

空気呼吸器装着競技会

社会貢献活動

出張授業を通じて、小学生に理科の楽しさを伝える

理科出張授業の様子

理科出張授業の様子

AGC旭硝子千葉工場では2009年度から、若手従業員が講師となり、理科出張授業「化学のまほう調査隊!」を実施しています。この授業は、普段の授業では体験できない実験などを通して化学反応を楽しく分かりやすく説明し、理科の楽しさを知ってもらうことを目的としています。

現在は、毎年、千葉工場がある市原市内3つの小学校で出張授業を行っています。今後も継続的に実施し、当工場ならではの出張授業を通して、理科の楽しさを伝えていきます。

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