関西工場尼崎事業所

関西工場

1907年(明治40年)に旭硝子(現 AGC)が創立。その2年後の1909年(明治42年)に阪神工業地帯の中核・尼崎市で稼働を開始しました。わが国初の板ガラス量産に成功した工場です。現在は先端テクノロジーにより、各種ディスプレイ用高機能ガラス基板を生産しています。

所在地/〒660-0857 兵庫県尼崎市西向島町2番地

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操業開始年/1907年(明治40年)
代表者/亀苔 泰夫
従業員数/125名(2019年12月末現在)
主な事業内容/ディスプレイ用ガラス基板の製造

環境パフォーマンスデータ

  2015 2016 2017 2018 2019
大気 CO2
(千トン)
56 56 55 52 31
NOx
(トン)
79 106 126 100 55
SOx
(トン)
10 9 2 1 0
ばいじん
(トン)
0 0 0 0 0
水質 総排水量
(千m3
114 100 74 85 91
COD
(トン)
0 0 0 41 0
廃棄物 最終処分量(トン) 37 18 0 0 0

休業災害度数率

2015 2016 2017 2018 2019
0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
  • 集計対象者は、事業所で働くすべての人(AGC従業員+協力会社従業員)です

TOPIC

労働安全衛生

高砂事業所と連携した労働災害未然防止活動の推進

「失敗学と創造学」を活用した労働災害未然防止活動のグループ討議の様子
「失敗学と創造学」を活用した労働災害未然防止活動のグループ討議の様子
「フォークリフト作業によるパレット転倒やガラス倒壊」の実演
「フォークリフト作業によるパレット転倒やガラス倒壊」の実演

AGC関西工場尼崎事業所では、同工場高砂事業所と連携して、AGCグループ従業員や協力会社も含めた全員参加の下でPDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルを効果的に回し、労働災害の防止に努めています。

また、従業員一人ひとりの安全意識レベルの向上と危険に対する感性の向上に力を入れており、東京大学教授の濱口哲也著「失敗学と創造学」を活用した労働災害未然防止活動を進めています。具体的には、ひとつの災害事例に対して単なる横展開の実施だけでなく、全員でその災害の本質を探り、さまざまな概念を追求するグループ討議の場を多く設けて、一人ひとりの安全意識の向上につなげているほか、討議のアウトプットを各職場の安全パトロールに活用することで、危険に対する感性の向上を図っています。

さらに、労働災害を自ら模擬体感できる「フォークリフト作業によるパレット転倒やガラス倒壊」の実演体験なども推進しています。今後も従業員一人ひとりの危険に対する感性の向上に取り組み、重篤な災害を撲滅し「ゼロ災」を目指します。

ステークホルダーコミュニケーション

近隣事業所と連携した環境・防災活動

油流出事故を想定した年次総合防災訓練
油流出事故を想定した年次総合防災訓練
大阪湾の廃棄物回収活動
大阪湾の廃棄物回収活動

AGC関西工場尼崎事業所は、場内に重油を保有しています。重油の河川流出が周辺環境に与える影響は測り知れないため、隣接する河川への油類流出の未然防止と、流出事故発生時の迅速かつ的確な処理を目的に、当工場を含めた近隣事業所11社で組織する「庄下川水路流出油対策協議会」に加盟しています。

当協議会を通じて、油流出事故を想定して関係官庁と連携した年次総合防災訓練を実施。庄下川に原因不明の多量の浮上油を発見したとの想定のもと、西宮海上保安署、阪神南県民局尼崎港事務所など関係官庁と連携して、通報訓練、オイルフェンス展張訓練、中和剤散布訓練および浮上油の回収訓練を行いました。また、協議会メンバーと連携して、大阪湾の水質改善を目的とした廃棄物回収活動も進めています。

今後も、地域の皆様と連携して、周辺環境の保全を意識した活動を継続していきます。