サイトレポート

京浜工場

京浜工場

先端技術開発棟全景

旭硝子京浜工場は、京浜臨海工業地帯の中核地、横浜・鶴見で1916年に操業を開始しました。現在では、横浜市の研究開発拠点として発展を続ける「横浜サイエンスフロンティア」の一角に位置する工場として、最先端技術に対応したガラスの研究開発および住宅・ビル用各種板ガラス、電子用ガラスの生産を行っており、研究開発・生産の主力拠点としての機能を果たしています。

所在地/〒230-0045 神奈川県横浜市鶴見区末広町一丁目1番地MAP
操業開始年/1916年(大正5年)
代表者/長野 整
従業員数/840名(2012年12月末現在)
主な事業内容/建築用板ガラス、電子用ガラスの製造および試作開発

環境パフォーマンスデータ

  2008 2009 2010 2011 2012
大気 CO2(千トン) 179 158 161 140 92
NOx(トン) 127 130 111 101 78
SOx(トン) 1 4 2 2 1
ばいじん(トン) 1 2 2 2 1
水質 総排水量(千m3 1,100 1,160 1,380 1,140 852
COD(トン) 2 3 3 2 2
廃棄物 最終処分量(トン) 2 0 0 0 0

休業災害度数率

2008 2009 2010 2011 2012
0.31 0.00 0.00 0.00 0.00

*集計対象者は、事業所で働くすべての人(AGC旭硝子従業員+協力会社従業員)です。

TOPIC

省エネ・温室効果ガス排出量削減

環境負荷の継続的削減を目指し、各種省エネ活動を実施

旭硝子京浜工場は、1998年に国内のガラス業界で初めてISO14001の認証を取得しました。その後、AGCグループ統合環境マネジメントシステムへの切替えを進め、継続的な環境負荷削減活動を実施しています。特に、廃棄物の削減については工場全体で取り組み、優良事例の横展開などを実施した結果、2007年度にゼロエミッション(注1)を達成し、2009年度にはリサイクル率100%となりました。

また、ガラス生産の主力拠点として、多くのエネルギーを使用していることを認識し、省エネ活動に力を入れています。例えば、2001年に板ガラス製造では日本初の「全酸素燃焼法」を導入しました。これは、燃料を酸素だけで燃焼させガラスを生産する方式で、燃焼に必要のない空気中の窒素を加熱せずにすむため、エネルギー効率が高まるとともに、NOxの発生を非常に少なくすることができます。導入前に比べて、ガラス単位生産量当たりのCO2排出量とNOxの排出量は、それぞれ約30%、80%削減しました。そのほか、不要な照明消灯やエアコンの温度設定などの一般的な施策に加えて、従業員の様々なアイデアを募集する「省エネコンペ」を開催し、楽しみながら工場全体一丸となって省エネ活動を進めています。また、節電効果を「見える化」して掲示板などで紹介することで、従業員の省エネ意識の向上につなげています。

(注1) AGCグループでは、廃棄物のうち99%をリサイクルすることをゼロエミッションと定義しています。

駅伝大会の様子

全酸素燃焼法の仕組み

「省エネコンペ」のポスター

「省エネコンペ」のポスター

生物多様性の保全

「みどリッチ活動」で工場内の緑化推進

旭硝子京浜工場では、工場内の緑化推進や従業員の環境への意識向上を目的として、従業員による場内の植栽活動「みどリッチ活動」を四半期に1回行っています。植栽範囲の拡大と定着化が課題でしたが、チーム単位での植栽や水やり管理などの工夫を取り入れ、四半期に一度コンテストを開催してチーム表彰を実施することで、活動の活性化を進めてきました。

2013年6月時点で、工場内の2カ所に「みどリッチガーデン」として花壇を設置しており、年間で約360名の従業員(協力会社含む)が活動に参加しています。今後は、工場内全体の活動について協議する活性化委員会での進捗管理や、工場内への活動の周知を継続して、活動を拡大させていきます。

植栽活動の様子

植栽活動の様子

みどリッチ活動参加メンバー

みどリッチ活動参加メンバー

労働安全衛生

労働安全衛生マネジメントのもと、労働災害防止に努める

危険体感研修の様子

危険体感研修の様子

旭硝子京浜工場は、2000年に労働安全衛生マネジメントシステム(OHSMS)の認証を取得し、PDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルを効果的に回すことで労働災害防止に努めています。また、このマネジメントシステムの有効性を高めるために、リスクアセスメントのレベルを向上させる取り組みを行っています。具体的には、安全中核要員や安全担当者がトレーナーとなり、製造現場第一線級の従業員に対してリスクアセスメント教育を実施したほか、工場全体でリスク低減活動に取り組み重大リスクの低減を進めています。

さらに、従業員の労働安全衛生教育の一環として危険体感研修を行っています。この研修は、回転物への挟まれ・巻き込まれ、感電などの労働災害を自ら疑似体験することで、安全意識を高め、労働災害に結び付く行動をなくすことを目的としています。2012年度は176名が受講しました。

これらの取り組みにより、2012年度の休業災害度数率は、2009年度から継続して0.00となりました。

高熱現場での作業に備え、熱中症セミナーを開催

熱中症セミナーの様子

熱中症セミナーの様子

ガラスを製造する旭硝子京浜工場では、ガラスを溶解・加熱する高熱作業場における業務が多いため、特に夏季は重点的に熱中症対策を行っています。具体的には、熱中症の症状や予防策などをテーマとした熱中症セミナーを開催し、従業員の熱中症に対する意識向上を図ったほか、スポーツドリンクの活用、休憩所の追加などを行いました。

熱中症発生件数ゼロを目指し、引き続き対策を実施していきます。

保安防災

新たな地震・津波想定のリスク低減に向けて訓練実施

避難訓練の様子

避難訓練の様子

旭硝子京浜工場では、防災面のリスクを低減するとともに、緊急時の対応力を向上させるため、総合防災訓練や夜間休日緊急通報訓練、防災体感研修などを実施しています。

2011年度は、同年3月に発生した東日本大震災を受け、京浜工場が運河沿いに位置することから、津波被害を想定した避難体制や避難場所を新たに検討し、防災体制を見直しました。この体制のもと、定期的な総合防災訓練に加えて、抜き打ちの避難訓練も実施し、問題点を洗い出して継続的な改善を図っています。

また、従来から実施している救急救命法の講習会を継続しており、2012年は約40名が受講してAEDの使用方法を習得しています。

今後も、より効果的・実践的な防災訓練や研修などを通じて、大規模な災害に対応できるように努めます。

社会貢献活動

250名が工場周辺の美化を目指して歩道を清掃

清掃活動の様子

清掃活動の様子

旭硝子京浜工場は、ISO14001を取得した工場として周辺地域の環境美化に取り組むという方針のもと、1999年から毎月1回工場周辺歩道の清掃活動を行っています。2013年で15年目を迎えるこの活動は、毎回約250名が参加する大規模なものであり、今では工場の行事として定着しました。空き缶などのゴミ拾いを通じて周辺地域の環境美化を推進するとともに、参加者が拾ったゴミを率先して分別するなど、従業員の環境意識向上にもつながっています。

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