共通基盤技術とコア技術

長年蓄積・深化された共通基盤技術をベースに、高度に洗練された材料科学、材料科学を融合しさらなる高機能化を達成する機能設計、安定的に高品質な製品生産を可能にする生産技術をコア技術として保有しています。またお客様の期待に応える取り組み、素材利用の提案を通じて培った、各種素材を部材に組み上げる部材設計の技術も保有しており、素材の機能を極限まで引き出します。

材料科学

ガラス材料

建築用窓ガラス、自動車用窓ガラスに始まり、液晶・有機ELなどのフラットパネルディスプレイ用ガラス、スマホ用のカバーガラス、電子部材用ガラス、イオン電池の固体電解質用ガラス等々、ガラスの応用は多種方面に拡大しています。それらのニーズに応えるために、ガラスの組成設計技術を深化させています。また、ガラスの構造を高度な分析技術やシミュレーション技術を駆使して解析し、新しい視点での材料設計にも取り組んでいます。さらに生産技術開発との連携により、より高機能なガラスの製造を可能にし、短期間での商品化を目指しています。

セラミックス材料

1916年に輸入に頼っていた自社ガラス窯用の炉材を自社生産することにより、セラミックス材料が事業化されました。高品位ガラス窯用の炉材は、高温に耐えるだけでなく、ガラスに適した組成や高い均質性により、窯の長寿命化を実現しています。ガラス以外も高耐用、高耐食性、省エネ、環境負荷低減を実現する材料を開発、様々な工業炉分野に利用されています。高純度炭化ケイ素セラミックスは、高温で使用される半導体製造装置の部材として、30年以上の実績があり、そこで培われた接合・精密加工・CVD技術を活かして、近年は、LED・太陽電池・SiCパワーデバイス用途でも採用されています。電子用部材、耐火物、ファインセラミックス等、様々な分野で活用されるセラミックス材料技術を応用し、新素材・新商品を提案を目指しています。

無機材料

古くはガラスの原料であるソーダ灰の自製化から始まったAGCの無機材料技術は、現在では機能性シリカや電子デバイス用研磨剤、各種電池材料などの先端無機製品として事業に貢献しています。近年では各種有機材料や樹脂との複合化による新たな価値の提案や、各種コーティングへの配合による高機能化に向けた検討を精力的に行っており、多様な材料や部材への新機能付与に大きく役立っています。

有機・フッ素材料

AGCが得意とするフッ素化学、有機合成技術と分子設計技術の融合により、フッ素の様々な特徴を生かし独自の機能を付与して、従来は実現不可能と思われた画期的な製品の開発を達成しています。半導体・電子・自動車・エネルギー・建築・食品・医療・農業など、多くの産業分野でグローバルに使用される製品群の提供を通じて、安全、安心、快適で環境に優しい世の中の創造を目指しています。

世界トップシェアのフッ素樹脂(ETFE)を始めとした耐熱性・耐薬品性を達成するフッ素樹脂・フッ素ゴム、高い意匠性を実現する膜構造用フッ素樹脂フィルム、高耐候性の塗料用フッ素樹脂やコート材、高性能・高耐久な電解膜や燃料電池部材、柔軟で大容量伝達が可能な光ファイバー、耐久性に優れる指紋除去剤、環境負荷低減に貢献する冷媒・溶剤、オリジナル緑内障治療薬原体や医薬・農薬中間体製造プロセスに至るまで、世界トップレベルの技術力と幅広い品揃えでお客様のご要望に応じた最適なソリューションを提供します。

高分子材料

AGCの化学品事業は板ガラスの原料であるソーダ灰の自給生産から始まり、クロールアルカリ、ウレタン、フッ素化学品、ライフサイエンスと広がっています。高分子材料に関しては、プロピレンオキサイドを基礎原料としてポリエーテルの製造、販売を行っています。本技術はウレタンフォーム、エラストマー、接着・シーリング材等の多用途に展開しています。またフッ素化学品に関しては高分子材料としては、ETFEをはじめとするテトラフルオロエチレンをキーモノマーとする重合を活用した商品や、CYTOPのような環化重合による完全非晶質な透明フッ素樹脂があり、現在は各種添加剤や他樹脂との配合や複合化も進めています。