2019年02月20日展示会・イベント

ミラノデザインウィーク2019にてインスタレーション「Emergence of Form」を披露

2019年4月9日(火)~14日(日)於:イタリア・ミラノ ヴェントゥーラ チェントラーレ

AGC(AGC株式会社、本社:東京、社長:島村琢哉)は、4月9日から4月14日にイタリア・ミラノで開催される「ミラノデザインウィーク2019」において、インスタレーション「Emergence of Form」を披露します。今回のクリエーションパートナーは、醤油差しからスマートフォン、鉄道車両まで、幅広い領域でデザインを手掛けるプロダクトデザイナーの鈴木啓太氏です。

AGCは、ガラスに加えて、電子・化学品・セラミックスなど多彩な素材やソリューションを世界のお客様に提供しています。2015年から参加を続けているミラノデザインウィークでは、これまで当社が開発した高機能ガラスをはじめとする最先端の素材を紹介してきました。5回目となる今回は、建築や自動車、電子機器、食器など、多くの用途でニーズの高いガラスの三次元曲面成形加工技術と、100年以上にわたり積み重ねたセラミックス技術により開発した3Dプリンター用造形材“Brightorb®”(ブライトーブ)にフォーカスしました。
「Emergence of Form」(うまれるかたち) と題した本展は、大型のガラスを極限まで曲げることで、シャボン玉が生まれゆくさまを表現したオブジェと、緻密にシミュレーションした水面の波紋をBrightorb®で3Dプリンティングし、釉薬をかけて焼成したセラミックスのオブジェを展示します。デジタルデータの精密な造形とゆらぎのある工芸的な仕事のかけあわせは、見たことのない魅力を生み出します。素材からかたちがうまれ、次第に変わりゆく穏やかな様子をAGCの成形加工技術で可視化します。

本展を通じ、AGCが保有する多彩な素材に加え、幅広い成形加工技術を、ミラノデザインウィークに訪れる、世界中のデザイナーや開発関係者など多くの方々へご紹介します。

作品コンセプト

ガラスとセラミックス。異なる2つの素材を用いて、常にうつろう自然の美しさを表現した空間を作りました。
ガラスの三次元曲面成形やセラミックスの3Dプリンティングといった、AGC独自の先端技術によって作り上げられたインスタレーションは時々刻々と姿を変え続ける複雑な自然現象の一瞬を切り取ったものです。本来であれば静止するはずのない自然の風景は、しかし、静止しているからこそ、だれしもが見たことのある原風景を思い起こさせます。精緻な素材と高度な技術によって、ながれゆく動きのなかに自然の情緒を閉じ込めました。
人工物によってかたちづくられた「自然」を通じて、AGCが拓く、新たな可能性を感じてみてください。

鈴木 啓太

クリエーションパートナー

鈴木 啓太 / Keita Suzuki (Product Designer)
1982年生まれ。2006年多摩美術大学を卒業。2012年に東京にPRODUCT DESIGN CENTERを設立。日用品から鉄道車両まで、幅広くプロダクトを手がけている。2015年「第9回サン・ティティエンヌ国際デザインビエンナーレ」に代表作である『富士山グラス』が招待出品。2016年「HUBLOT DESIGN PRIZE」のファイナリストにアジア人として初めて選出される。2018年 柳宗理記念デザイン研究所で初個展「鈴木啓太の線:LINE by Keita Suzuki」を開催。同場所初の柳宗理本人以外のデザイナー展覧会となった。
http://productdesigncenter.jp

開催概要

■タイトル 「Emergence of Form」
■日時 プレスプレビュー 2019年4月8日(月) ※15:00-19:00
一般公開 2019年4月9日(火)~13(土) ※10:00-20:00
2019年4月14日(日) ※10:00-18:00
■会場 ミラノ中央駅
(Via Ferrante Aporti 13, 20125 Milano, Ventura Centrale 内)
■会場スペース 約290㎡
■主催 AGC株式会社
■クリエーションパートナー 鈴木 啓太(PRODUCT DESIGN CENTER)
■グラフィックデザイン 村上 雅士(㎡[エムニ])
■照明デザイン 岡安 泉(岡安泉照明設計事務所)
■釉薬協力 馬場 匡平(有限会社マルヒロ)
■特設サイト http://www.agc.com/milan

―ご参考―

AGCについて
AGCグループは、建築・自動車・ディスプレイ用ガラス、電子部材、化学品、セラミックス、その他の高機能材料を世界のお客様に提供するソリューション・プロバイダーです。グループ全体の年間売上高は約1.5兆円、従業員数約5万人、100年以上にわたる技術革新を通じて、先端製品を提供してきました。AGCグループに関する情報は、当社WEBサイトwww.agc.comをご覧下さい。

ガラスの成形加工について
ガラスは、原料の熔解、成形、徐冷、切断といったプロセスで製造されます。熔かしたガラスを、特定の形に曲げ、切り、磨くなどの成形加工技術を駆使して最終的な製品に仕上げます。ガラス成形は、一般に500℃以上の高温の領域で行われ、プレス法などの機械的な加圧やブロー法などの空気やガスによる加圧によってガラスを変形させながら冷却固化させます。ガラスの成形には、温度だけでなく、炉内環境や金型設計などにも重要な技術要素があります。このガラス成形加工技術開発も、ニーズの変化や機能要求の高まりに対応して、継続して行われています。紀元前から続くガラスの歴史は、ガラスの成形加工技術の進歩の歴史そのものです。

3Dプリンター用セラミックス造形材Brightorb®について
Brightorb®は、AGCのグループ会社であるAGCセラミックス株式会社が製造・販売する3Dプリンターで造形する鋳型用の材料です。主に、極微粒(約50μm)の人工セラミックスビーズと、水分を加えて硬化するアルミナセメントからなる、混合粉末の製品です。Brightorb®で鋳型などの立体物を造形する際は、CADなどで作図した完成品の3Dデータを準備し、この立体図面上でスライスした断面データを3Dプリンターに読み込ませます。Brightorb®は、粉末積層方式によって一層が0.1mmの厚さで敷かれ、層ごとに紙の印刷機と同じように断面にプリンタヘッドから液を吐出してプリントします。この液は水を主成分とした硬化液で、プリントされた部分だけが硬化し、その上にBrightorb®の層を重ねて敷き二層目をプリントするという工程を繰り返して、3Dデータの立体が造形されていきます。

ミラノデザインウィークについて
「ミラノデザインウィーク」とは、1961年より毎年4月にイタリア・ミラノで開催されている世界最大規模のデザインの祭典です。期間中には、世界最大規模の家具見本市「ミラノサローネ国際家具見本市」が開催されるほか、デザイナー等がミラノ市街各地で独自のデザイン性を競う約1,000のイベント(フォーリ・サローネ)が同時に開催され、今日ではこれらすべてを総称して「ミラノデザインウィーク」と呼ばれています。
◎本件に関するお問い合わせ先:
AGC株式会社 広報・IR部長 玉城 和美
担当:太田
TEL: 03-3218-5603
E-mail: info-pr@agc.com