携帯電話のカメラ、監視カメラ、車載用カメラなど、デジタルカメラで使用されるCCDやCMOSと呼ばれるイメージセンサーの感度を、人間の視感度に合わせるためのガラスフィルターです。

使用用途

  • デジタル一眼レフカメラ、コンパクトカメラ、スマートフォンカメラ 、車載カメラ、監視カメラ等

特徴

  • 吸収型により優れた画質に貢献
    • 画質に悪影響を与えるゴースト・フレアを低減します。
    • 分光透過率の入射角依存性が小さく、写真全体の色バランスを整えます。
  • ガラス溶融から成形・加工までの一貫生産体制を保有
    • 生産技術ノウハウ蓄積しており、技術サポート含めお客様のご要望にお応えします。
    • 反射防止膜やUVIRカット膜も対応します。
    • お客様ご要求の分光特性に合わせられる様、多くのラインナップを取り揃えています。

NFガラスフィルターの効果

下の写真は同モデルのカメラにおける当社製NFガラスフィルタ―と反射型フィルターの比較です。 写真1.及び写真2.では、NFガラスフィルターを使用することで、キャンドルの炎を中心に発生するゴースト・フレアが抑えられ、より自然な色に映っています。 写真3.及び写真4.では、NFガラスフィルターを使用する事で、木洩れ日により発生する強いゴースト・フレアが抑えられ、木の幹の形が明確になり、葉の色も自然な色に映っています。

作例比較

写真1.NFガラスフィルター使用
写真2.反射型フィルター使用
写真3.NFガラスフィルター使用
写真4.反射型フィルター使用

ゴースト・フレア抑制の原理

下図は、レンズからイメージセンサーまでの構成例です。反射型フィルターでは、イメージセンサー面からの反射光が再度UVIRカット膜で反射し、2面間で多重反射が発生します。一方、NFガラスフィルターの場合、不要光である赤外域波長を吸収する為、ゴースト・フレアを大きく低減する事ができるのです。逆光などの強い光源にレンズを向ける撮影において、この効果がより顕著に表れます。