自動車開口部材サプライヤーとして、自動車業界にトータルソリューションを提供するAGCグループ。 自動車開口部市場では世界トップレベルのシェア(新車用ガラス市場の約30%:当社推定)を有し、世界の主要な自動車生産拠点をカバーするワールドワイドな拠点網が強みだ。 目まぐるしく変化し、しかもその変化が地球規模で広がる自動車業界のお客様に対して、より早くより的確に対応できる体制を、自動車事業は構築している。
安全、快適、環境、デザイン……さまざまな観点から自動車は進化が求められている。当然、開口部(窓)に対する要求も多様化・高度化している。卵形・流線形の近未来的なデザインも、複雑形状ガラスの開発により実現したもの。いまやガラス技術は新車開発の成否を左右する重要な要素といえるだろう。特に3次元曲面のサイドガラス、サイド方向に鋭く曲がったリアガラスなどに用いられる、高度なシミュレーション技術を駆使した“深曲げ”の成形技術は熾烈な国際競争において旭硝子の大きな優位性となっている。 ただし、旭硝子は単なる“自動車用ガラスメーカー”ではない。たとえば、ガラスと周辺の樹脂部品を一体成形したMAW(モジュール・アッシー・ウィンドウ)は旭硝子の高度な材料・金型・成形技術から生まれた高機能複合部品で、自動車デザインの自由度を広げる一方、部材の機能・精度向上に大きく貢献している。旭硝子が自らを、ソリューション提供型の自動車開口部材サプライヤーとして定義している理由はまさにそこにあるのだ。 旭硝子は、これからもMAWのような周辺部材も含めたソリューションの提供で、「世界で最も信任される」グローバルNo.1企業を目指していく。そのため世界各国のお客様ニーズに応えるべく、開発拠点を日本、北米(デトロイト)、欧州(ベルギー)に設置。3拠点の技術者がつねに情報交換し、連携しながらプロジェクトを推進する三位一体のグローバル開発体制で、生産技術や高機能商品の開発に邁進している。
グローバルに展開するお客様が相手だけに、日々の営業活動はつねに世界中のマーケットを意識したものになる。強みであるグローバル展開を活かし地域毎の市場ニーズにあった最適仕様を提案することや、高機能ガラスのグローバル同時採用を提案することもある。最適な製品をタイムリーに供給するため、お客様の状況や、各地での生産体制などに目配りしながら情報を収集し、社内の開発・製造担当者はもとより現地スタッフとも連携して最適供給をコーディネートすることも営業担当者の責務となる。お客様の満足に直結するビジネス提案に向け、関係するすべての社員と協力しながらプロジェクトを進めていく。国境を越えたチームワークが旭硝子の国際競争力を支えているのである。
省エネ化、そして電子化・情報化に向け、自動車の進化はますます加速していく。ハイブリッドカー、電気自動車に代表されるエコカーの普及拡大に向けては、熱を遮断するガラスによるエアコンの負荷低減や、太陽電池搭載ガラスや薄板軽量ガラス等により燃費・電費の向上に貢献している。また、自動車の電子化・情報化ニーズに対しては、ITS(高度道路情報システム)など情報通信分野を中心に、アンテナ、センサー、ディスプレイなどの高度な機能を組み込んだ自動車用開口部材の開発で貢献していく。 他方で、自動車マーケットと生産地域は、アジア、そしてBRICsを中心に大きく広がりつつある。こうしたなか、世界のどの地域のお客様に対しても最適品質の製品を供給できる体制をとることで、旭硝子は自動車開口部材のビジネス領域において最も信任される企業を目指している。