MENU
募集職種
募集職種

CORPORATE

企業情報

OUR BUSINESS FIELD

板ガラス事業自動車ガラス事業ディスプレイ事業電子部材事業化学品事業先進機能ガラス事業セラミックス事業

AGC PERSONS

社員紹介

先進機能ガラス事業

2015年1月に新設された先進機能ガラス事業本部。 ガラスと電子の両カンパニーに分かれていた事業を統合し、さらなる成長を目指すとともに、 AGCグループのすべての事業両域からビジネスの芽を探し出し、新規事業として立ち上げるインキュベーターとなる。 スマートフォン・タブレット端末の電子機器用カバーガラス、太陽電池用ガラス基板など、 AGCグループならではの多様な製品ラインナップで、ガラスの新たな可能性を切り拓いてゆくのが使命だ。

製造・生産技術


電子・ガラス・化学、多様な知見にアクセスし、新たなビジネスを創造する

電子カンパニーの中の電子用ガラスを扱う部門と、旧ガラスカンパニーの中のソーラーガラスなど産業用ガラスを扱う部門を統合して、2015年1月に先進機能ガラス事業本部は誕生した。両カンパニーの各部門それぞれの技術・販売チャネルを統合してシナジー(相乗効果)を出すのが狙いだ。

現在の主力製品は、その出自から大きく2つの製品群に分かれる。まずはスマートフォン・タブレット端末のカバーガラス、タッチパネル用ガラス、TN-STN液晶ディスプレイ用ガラス、機能性フィルム、超高透過ガラスなど電子用ガラス分野。そして薄膜シリコン太陽電池用TCO(Transparent Conductive Oxide)基板ガラス、結晶シリコン太陽電池用カバーガラス、CIGS(多元素化合物半導体:Cu,In,Ga,Seから成る半導体)太陽電池用ガラスなどのソーラーガラス分野だ。開発は国内で行い、製造については、日本、韓国、フィリピン、タイなど国内外に拠点を構えている。さまざまな組成を大量生産できるフロート窯を有しており、そこから今後も先進性と機能性に磨きをかけた多種多様な製品群が生み出されていくことになる。

AGCグループの強みは、100年以上にわたる事業活動を通じて蓄積した、ガラス、化学など多様な事業領域にわたる技術・ノウハウと、建材、自動車、エレクトロニクスなど幅広い産業界にグローバルなアクセスチャネルを有していることだ。こうした多様性に富んだ「アセット」(資産)と「マーケット」を自在に組み合わせて、既存事業を発展させていくだけでなく、そこから新規事業の芽を探索し、最終的にビジネスとして立ち上げること、すなわちインキュベーターとなることも先進機能ガラス事業本部の重要な使命である。

その使命を果たすため、事業本部は必要に応じてAGC全グループと協業していく。たとえば特殊ガラスの表面加工で化学的な知見が必要となれば化学品カンパニーとも連携することになる。ガラス・電子・化学品という多様な知見に自由にアクセスしつつイノベーションを生み出していく。それが先進機能ガラス事業本部という「柔らかい組織」なのである。

市場・販売体制


「ドメインを定めない」をモットーに自由な発想で、「人」と「技術・ビジネス」を結びつける

先進機能ガラス事業本部が世に送り出している製品は、スマートフォン・タブレット端末向けの表面保護用のカバーガラス、高強度・軽量のソーラーガラスなどの化学強化用特殊ガラス、タッチパネル用ガラス基板、薄膜太陽電池用TCO基板、スマ-トフォン並みの薄さのテレビを実現する導光板ガラス……等々、高付加価値の特殊ガラスだ。開発・製造・販売まで一貫して自らが受け持つ製品もあれば、素材供給だけにとどめて他の事業部門で製造する製品もある。製品によって、あるいはビジネスによって、どこまで関与するかは異なる。先進機能ガラス事業本部では「自らのドメイン(事業領域)を定めない」ということが、他カンパニーと異なる大きな特徴なのだ。既存のマーケットや製品群に縛られることなく、フリーハンドの状態で市場調査・開発・製造・営業の各部署が活動し、ドメインの垣根を越えてビジネスを探索・創出・展開していく。そこに、独立組織である先進機能ガラス事業本部のユニークさがあるといえるだろう。

したがって仕事の醍醐味も、ドメインにとらわれず、社内外の情報・人材・アセットに幅広くアクセスして、規模観のある新規ビジネスの創出活動に携わることができる点にあるといえる。自らが製品開発のプロジェクトを提案して、必要に応じて自動車、化学品、建築など他部門の関連部署や研究所を巻き込んでプロジェクトチームを組織し、ビジネス化までの全プロセスをハンドリングしていく。そこで求められるのは、専門分野の深い知識に加えて広範な分野の素養を併せ持つ能力だ。また、多方面の部署とコラボレートして事業創出を行うには、「人」と「技術・ビジネス」を結びつける発想力、コミュニケーション能力や交渉力などの資質も重要になってくる。以下に紹介するのは、先進機能ガラス事業本部の各担当者がニーズ探索や顧客の課題から開発の端緒をつかみ、他部門と積極的に連携したことが製品化へと結びついた事例である。

将来展望


「薄く、軽く、強いガラス」で幅広い産業にソリューションを提案する

一方で、先進機能ガラス事業本部がその製品を供給するスマートフォン・タブレット業界は、市場の変化が激しく、ニーズも多様化している。単に「割れにくい硬いガラス」というだけではなく、アンチリフレクト(反射防止)、アンチグレア(防眩)の表面処理など、顧客の課題にソリューションを提供できる技術開発も進めている。さらには、顧客ニーズを超えて、マーケットの先を見ながら開発に挑んでいる。既存の市場・用途に、新たな製品・技術・サービスを提供していくだけでなく、新たな製品・技術・サービスで、新たな市場・用途を開拓していくことも事業本部の目指すところだからだ。キーワードは「薄く、軽く、強いガラス」。これまでにない特殊ガラスの開発・製造・販売を通じて、人々のライフスタイルを大きく変革する製品群を創出していく。先進機能ガラス事業本部は、今後も様々な技術・知見を組み合わせ、自由な発想ができる柔構造の組織という強みを活かして、建築や自動車、ディスプレイや電子機器、社会インフラなど幅広い産業に、ガラス・素材メーカーならではのソリューションを提供していく。顧客の課題や社会課題にまっすぐ向き合うことでビジネスチャンスを見出し、新たな価値が創造できることを、先進機能ガラス事業本部はこれからも証明していくことだろう。

導光板ガラスXCV®(エクシーブ)

液晶テレビ・ディスプレイに使用される導光板には、これまで光の透過率が高い樹脂が使用されてきた。しかし、物理的強度や、湿度・熱による膨張など樹脂材料にはさまざまな問題があったため、テレビの筺体を強化したり、付属品を用いるなどの対策が講じられてきた。そしてこうした対策はテレビの薄型化や、スタイリッシュなデザインを実現する上で制約ともなっていた。

この樹脂材料をガラスに置き換えられたら――そんな顧客の声を先進機能ガラス事業本部はキャッチし、製品化に向けて動き出した。まずはガラスを導光板に活用する上での大きな課題だった光の透過率を高めることに成功。さらに製造技術では、最適な厚みで効率良く量産できる、フロート法での生産プロセスを確立した。これら技術成果を受けて誕生したのが、内部透過率を向上させたガラス基板「XCV®(エクシーブ)」だ。

XCV®を用いたガラス製導光板は十分な物理的強度があり、湿度や熱による膨張等が極めて少ない。こうした特長によって厚さわずか5mmのスタイリッシュなテレビが実現可能になった。従来の情報・映像表示機能に加えて、「壁に掛けられた絵画」や「風景を写す窓」のようなインテリア的価値を創出しうるXCV®は、液晶ディスプレイの概念を大きく変える可能性を秘めている。