野島 弥一 Yaichi Nojima

AGC PERSONS 技術系

野島 弥一 Yaichi Nojima ガラスカンパニー ビルディング・産業事業本部(取材当時)|2006年入社 機械系|野島 弥一 Yaichi Nojima ガラスカンパニー ビルディング・産業事業本部(取材当時)|2006年入社 機械系|

仕事・研究内容

板ガラスの曲げ成形プロセス開発に携わっています。自動車のウインドシールドや建築用の窓ガラス、さらにはスマートフォンのカバーガラスなど、世の中には曲がった形のガラスは数多くありますが、これらの曲げガラスは平たい板ガラスを高温に熱して柔らかくし、力をかけ飴細工のように変形させてつくります。わたしのミッションは、より綺麗に精度よく複雑な形に曲げるための成形プロセスを開発することです。丸いボールの表面に紙を張り付けようとすると皺が寄ってしまうように、平たい板ガラスを大きく曲げるというところがそもそも難しいのに加え、加熱して一度柔らかくなった後でもガラス特有の滑らかさや透明感を維持しなければならいという課題もあります。曲げガラスというのは、その形状そのものが使用される製品のデザインの一部であるだけでなく、ガラスの持つ質感や美しさが意匠に寄与する素材として注目され、引き合いを受けることも多く、お客さまとの密接なコミュニケーションを取りつつ開発・試作を進めています。

仕事のやりがい

ガラスを加熱して成形するプロセスというのは、数百度の高温の世界での作業が基本になります。高温環境のもと、いろいろな測定をしたり手を加えたりというのは容易ではないため、可能な範囲での観察・測定や形状の評価結果を手がかりとして、ガラスが変形していく過程やメカニズムを推定していく必要があります。その際に自分の専門である機械系の知識(とくに力学や伝熱)やその知識に基づく考察・シミュレーションが威力を発揮します。自分の知識や経験を基にメカニズムについて考察を行う時、また考察の結果、より良い方向性を導き出せた時に、大きなやりがいと満足感を感じます。既存のプロセスを理解するだけでなく、物理的な原理原則を基に新たなプロセスを考案し、道具立ての設計から検証試験までを自らの手で一貫して行うことができるのも、この仕事の醍醐味だと思います。

野島 弥一 Yaichi Nojima

入社動機、今後の目標

就職活動を行うまでは、AGC旭硝子の存在を知りませんでした。しかし、研究室の先輩が入社したことがきっかけで、会社説明会に参加し、興味を持つようになりました。説明会や企業訪問で技術系の社員から直接おはなしを聞くうちに、そのアグレッシブで自由闊達な雰囲気に惹かれ、自分が大きく成長できる環境がここにあると思い、入社を決意しました。将来的には、自ら開発したプロセスを製品の量産に適応できるまで磨きあげ、今まで存在しなかったガラス成形品をつくることを目指しています。ガラスの機能的・意匠的な魅力を感じて下さるエンジニアやデザイナーの方々が多くいらっしゃる一方、そうしたニーズを叶えるにはまだまだ技術が不足しています。成形のみならず、ガラス自体に機能や付加価値をつける技術を含めたより高度な製造技術を開発し、消費者の方々に素敵な製品をお届けできるよう努力を続けたいと思います。

AGC旭硝子のオススメポイント

初期段階から自分のアイデアを盛り込んで開発を進めることができる自由な風土と、少数であるが故に生じる業務の幅の広さが、AGC旭硝子のオススメポイントです。わたし自身、量産のステージまでは達しなかったものの、お客さまからのリクエストに対して、成形法の検討・開発からサンプルの試作、客先でのプレゼンテーションとディスカッションまでを国内外で経験しました。研究開発部門においても、技術開発に取り組んでいる担当者自身が若いうちから社外に出る経験ができる環境は、貴重なものであると感じています。

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