基本的な考え⽅

私たちの命や生活は、生物多様性によりもたらされる自然の恵み、つまり生態系サービスに大きく支えられています。AGCグループでは、生物多様性を保全することは人間の生活や事業活動の基礎となる自然資本を保全することと同義と考えています。それは、自然資本ならびに生物多様性の喪失は私たちの生活や事業活動の存続そのものに直結するからです。
つまり、生物多様性保全活動は多様な環境活動としての手段でも、ある一面のみの活動でもなく、環境活動を実施することの大義名分であると捉えています。
また、気候変動問題、水リスク問題、資源枯渇問題、環境汚染問題といった地球上で起きている環境問題のすべては、生物多様性にネガティブインパクトをもたらすため、AGCがもたらすあらゆる環境負荷を最小化することが生物多様性保全に直接的に寄与すると考えています。さらに、様々な視点からの環境活動の結果として生物多様性が保全されると考えています。

基本的な考え⽅

ガラスカレット(ガラス屑)で生物の宝庫、干潟を守る

AGCグループのガラス事業では、製造工程からガラスカレットと呼ばれるガラス屑が発生します。ガラスカレットは主にアスファルトの原材料としてリサイクルされますが、AGC高砂事業所ではガラスカレットを人工ケイ砂化することにより人工干潟の再生に貢献しています。

ガラスカレット
ガラスカレット
粉砕後のガラスカレット
粉砕後のガラスカレット

近年、干潟の減少やその価値の再認識に伴い、各地で干潟を再生する試みが行われています。人工干潟の造成もその一つです。人工干潟は、清浄な砂で海底を覆うことで海底からの栄養塩の溶出を抑えるとともに、酸素供給による水質の浄化、多様な生物相の回復を目的としています。

ガラスカレット(ガラス屑)で生物の宝庫、干潟を守る
出典:水産庁Webサイト

干潟に使用するケイ砂としてガラスカレットを用いるには、水底土砂基準を満たすことや人や動物が踏んでもケガをしないように角をなくす必要があります。高砂事業所から発生するガラスカレットはミルサイザーという設備を用いてエッジレス化し、溶出試験もクリアしたことを確認して人工干潟に用いられています。
この活動は、環境省が主催する環境技術実証事業における実証対象技術として推進しています。事業概要はこちらに掲載されています。

商品による貢献

排ガス処理用高反応中和剤「アクレシア®

アクレシアは高反応性微粉重曹を用いた酸性ガスの中和剤で、特にSO₃と高い効率で反応し、着色煙対策に効果を発揮します。良好な流動性を持つ、非常に安全で、取り扱いの簡単な薬剤です。澄みわたる青空に貢献します。

主な用途

・ごみ焼却炉排ガスの処理 ・重油燃焼ボイラ排ガスの処理 ・発電設備(重油燃焼)

排ガス処理用高反応中和剤「アクレシア®」