精密に制御された細孔径を有する多孔質ガラスとタンパク非接着コートを有するフィルターを用いています。超遠心機を使用せずに簡便かつ短時間にエクソソーム由来のRNAおよびタンパクを抽出できます。扱いやすいスピンカラムタイプで作業が簡略化されるため、ばらつき低減や再現性の確保が期待できます。
使用用途
- 早期診断、治療選択向けエクソソーム由来バイオマーカー抽出
- バイオマーカー探索、エクソソーム基礎研究
- 体液(血清、血漿、尿など)および細胞上清を使用可能
特徴
- 精密に孔径がコントロールされた3次元多孔質ガラス技術
- 夾雑たんぱくを接着させないコート技術
- 簡便かつ迅速(15min)にエクソソームを分離
- サイズ分離により、バイアスのないエクソソームの捕捉が可能
キーテクノロジー
精密に制御された多孔質ガラスの細孔径によって、エクソソームサイズ粒子を選択的に捕捉することが可能です。フィルター表面をたんぱく非接着材料でコートすることで、アルブミンなどの夾雑たんぱくの吸着を抑制します。洗浄試薬と組み合わせることによって、純度の高いエクソソームをフィルター内部に得ることができます。
プロトコル概要図
- 前処理
検体を0.22μmシリンジフィルターで前処理
- エクソソーム捕捉
- 洗浄
- 抽出
検体(100-500uL)をカラムにインプットし遠心10min。
洗浄試薬をカラムにインプットし、遠心5min
市販の抽出試薬により、カラムからRNAやたんぱくを抽出し分析へ
データ例
エクソソームタンパクマーカーと純度
超遠心法と同等のCD9強度、タンパク純度がEVAGLAXの洗浄バッファーA条件で得られている。※
- AGC調べ
エクソソームmiRNA濃度評価
超遠心法と同等のtotal RNA濃度がEVAGLAXの洗浄バッファーA条件で得られている。※
- AGC調べ
プロトコルリンク
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