学生時代に美容誌の編集部で働き始め、そのまま美容の道へまっしぐら。現在はファッション誌をはじめWebサイトやベストセラー書籍の企画編集にも携わる。
ムービー、スチール、Web等の広告関連、アーティストのスタイリングなどを手がける。仕事柄クルマは欠かせない。ドライブが大好きで愛車はオフの日も大活躍。
日本スタイルのお花の教室を運営し、ブライダル会場やショップなどのフラワーディスプレイも手がける。必要に迫られて今年、一念発起して免許を取得。
普段は都内のあちこちを小刻みに移動するから、せいぜい1回10分程度のドライブ。それぐらいなら大丈夫な気がするんですけど…。
残念ながら大丈夫じゃないよ。まず紫外線は4-9月に量が多くなるから今の季節はもっとも要注意。地上に届く紫外線はUVAとUVBの2種類。UVAは窓ガラスや雲を透過して肌の真皮まで届くから、肌のハリを保っているコラーゲンとエラスチンを壊し、シワやたるみの原因を作ってしまう。いわゆる『光老化』ね。サンタン(肌を黒くする)の原因もUVA。UVBはサンバーン(肌を赤くする)やシミ・ソバカスの原因になるの。
じゃあ窓を閉めた車内でも知らず知らずにUVAを浴びていたんですね。シワやたるみの原因に…。
そう。今すぐ肌に変化が起こらなくても、紫外線の影響は蓄積されていくもの。そしてある日、突然肌に出てくることも!だから、UVケアに「短時間だから大丈夫」という考えは禁物だよ!
でも毎朝日焼け止めを塗っていれば大丈夫ですよね?!
朝一度しか塗ってないならダメだよ。日焼け止めは基本的に数時間に一度塗り直さないと効果は持続しない。それに顔や首だけじゃなく、腕や手の甲、耳、髪、目のUVケアはしている?運転中に浴びた紫外線が原因で、気が付いたら「手がシワシワ!」「耳が真っ赤!」「髪がパッサパサに!」なんてことも。
目にはどんなダメージがあるんですか?
目へのUVダメージが蓄積すると、白内障などさまざまな眼病の原因になると言われているから要注意。さらに目に紫外線を浴びることで肌のメラニンが増えるという恐ろしい研究報告もあるらしいよ。顔以外のUVケアを忘れがちな部分もダメージを受けることを忘れずにね。
車内にいると、ついつい「ガラス一枚を隔てている」と油断してしまいます。それに私のクルマのガラスは「UVカットガラス」ってカタログに書いてあったので…。
でもそのガラスのUVカット率は答えられる?確かにフロントガラスのUVカット率は99%。フロントガラスは2枚のガラスの間に特殊な膜を挟んだ「合わせガラス」が使われていて、その膜が高いUVカット率を実現してくれているの。
前からの紫外線はほとんど車内に入ってこないんですね。安心!でも横のドアガラスは?
ドアガラスに使われているのは膜を挟んでいない「強化ガラス」。強化ドアガラスのUVカット率は約90%が限界。ここに強力なUVカットを持たすのは技術的に難しいの。搭載されているガラスのUVカット率もクルマによってまちまちらしいよ。
単に「UVカットガラス搭載!」というだけで安心してはダメなんですね。
そう。重要なのはカット率。車を買うときはドアガラスのUVカット率に注目してみてね。