環境安全品質本部

EHSQの観点から、未来のAGC、
そして未来の豊かな世界に貢献していく

AGCが事業を営む上での前提となる重要な要素、それがEHSQだ。EHSQとは、Environment(環境・保安防災)、Health & Safety(安全衛生)、Quality(品質)の頭文字を取った略語。これからの社会では、地球環境に優しく、人や地域の安全を守り、そして正しい品質の製品を世の中に提供できない企業は、もはや必要とされない。AGCが未来に向けて永続的に発展していくための重要なミッションを担っているのが、この環境安全品質本部である。

AGCの環境・安全衛生・品質に関する課題を解決

昨今、AGCにおいてEHSQの重要性はますます大きくなっている。“E(環境・保安防災)”に関して言えば、環境保護のための規制が世界的にいっそう強化され、気候変動をもたらす温室効果ガス(CO₂)抑制の国際的合意(パリ協定)により、企業市民としてAGCもその責任を果たしていくことが求められている。また、“HS(安全衛生)”については、SDGs(国連が定めた持続可能な開発目標)を推進していくことをAGCは掲げており、そのなかには「すべての労働者の権利を保護し、安全・安心な労働環境を促進する」ことも含まれている。さらに“Q(品質)”についても、近年、日本の製造業の品質不正などが大きな社会問題となり、よりいっそう厳格な管理が要求されている。
こうしたEHSQに関する課題の解決策を考え、AGCグループ全体を巻き込んで実行しているのが環境安全品質本部だ。これを疎かにするとAGCの企業ブランドが大きく損なわれる恐れがあり、まさにAGCの生命線を握る存在だといっても過言ではない。

手がける業務は多種多様、海外拠点に赴く機会も頻繁

では、環境安全品質本部のメンバーは実際にどんな仕事に携わっているのか? 例えば“E”の領域では、気候変動対策や資源循環などの環境保全に寄与する施策を企画推進する業務などを担っている。グローバルで600を超えるAGCの事業拠点から排出されるCO₂や廃棄物などを調査し、データを分析して改善策を検討したり、あるいは開発部門と連携して、環境に優しい新製品・新技術を生み出すことにも関わっていく。また、新たな工場が建設される際、環境基準を満たしているかどうかをチェックしていくことも重要な役割だ。
“HS”の領域では、安全で衛生的な職場環境のための継続的な改善を行う業務などを担当。工場の製造部門の従業員がトラブルなく安全に働ける仕組みを考えたり、また安全衛生に関する教育研修なども行う。そして“Q”の領域では、品質管理におけるヒューマンエラーを防ぐために、各事業に即した検査業務の自動化などにも取り組んでいる。こうした施策を現場で実行するために、各地の工場や事業所に赴くことも多い。海外出張の機会もたびたびあり、仕事のスケールがグローバルなのも環境安全品質本部の特徴だ。

  • 手がける業務は多種多様、海外拠点に赴く機会も頻繁

ESHQを究めるスペシャリストを、一から育てていく

メーカーであるAGCのEHSQの課題を解決し、さらにレベルの高いEHSQを実現する方針を策定していくためには、化学、機械、電気、経営学などさまざまな知識が求められる。したがって、環境安全品質本部ではどんな専攻の出身者も受け入れている。配属後はまず工場の生産現場でEHSQの実態について学び、重点課題への対応などを担いながら、環境安全品質本部のスタッフとして必要な知識やスキルを習得していく。そして現場で経験を積んだ後、AGCグループ全体のEHSQをマネジメントする本社業務に携わっていくキャリアステップが用意されている。また、EHSQに関する課題解決能力を高めるための資格取得も支援している。
こうして身につけた力をもとに、自らが企画した施策を実行に移せるのが環境安全品質本部の醍醐味だ。例えば、当本部のスタッフの発案によって、安全教育にVR(仮想現実)技術を導入して、現場でどんな行動をすると危険なのかを疑似体験できる教育コンテンツなども開発。こうしたAGCならではの取り組みを学会で発表し、社会に向けて成果を発信できるチャンスもある。

取得可能な資格

公害防止管理者
(国家資格)
工場における大気汚染、水質汚濁、騒音、振動などの公害を防止するための専門知識を有する技術者
エネルギー管理士
(国家資格)
工場におけるエネルギー使用の際の合理化や省エネルギーを推進するための専門知識を有する技術者
危険物取扱者
(国家資格)
火災などを引き起こす恐れのある危険物を取り扱うことのできる技術者
高圧ガス製造保安責任者
(国家資格)
高圧ガスを製造する事業所で保安業務を行うことのできる技術者
セーフティアセッサ
(民間資格)
国際規格に基づく機械・制御安全の知識や能力を有する技術者

会社全体に影響を及ぼせる、稀有な技術系のポジション

環境安全品質本部のスタッフは、AGCのすべての事業部門、すべての国・地域の事業に広く関わることができる、数少ない技術系のポジションだ。例えば、あるカンパニーで確立された環境安全技術を、他のカンパニーにも応用してEHSQレベルを向上させるなど、会社全体を俯瞰した立場で力を発揮することができる。さらに、日本の優れた環境安全技術を海外に展開し、現地に貢献することもできる。当本部に課せられたミッションは、EHSQの観点から未来のAGCはどうあるべきかを考えて実現していくこと。そして、グローバルで大きな影響力を持つメーカーであるAGCが先進的なEHSQを実践していくことで、世界の未来を豊かにしていくことにも貢献できる。
EHSQに精通した技術者は、まだまだAGC社内では少ないのが実情だ。しかしEHSQが事業の前提としてますます重視されるなか、この領域に長けた人財が今後、経営の一翼を担うのが当たり前の時代になっていくだろう。これからの社会で本当に価値のあるキャリアを積みたい、そんな志向を持つ方にとってAGCの環境安全品質本部は絶好のフィールドである。