イノベーションの素

「世の中を変えるイノベーションの内側にいたい」。
この思いを実現するためのAGCの取り組みについて、一例ですがご紹介します。

01

誰でも参加可能な
アイデア・コンテスト
「ゴングショー」

社内に眠っている提案を掘り起こしたり、チャレンジする企業文化を醸成したりすることを目的に、2015年から始まった「ゴングショー」。「気軽に、気楽に」をコンセプトに、誰もが自由に参加できるアイデア・コンテストです。提案者は制限時間内に発表を終えなければ、ゴングが鳴って終了。オーディエンスの笑いや拍手、合いの手なども入り混じって、会場はいつもフレンドリーな空気につつまれます。そして、審査員の「イイネ!」を獲得したアイデアには実際に予算が付き、研究開発が進められます。そんななかから生まれたのが、「音を生むガラス」です。2018年4月、ミラノで開かれた世界最大規模のデザインの祭典「ミラノデザインウィーク」に出展し、大きな反響を獲得しました。AGCには誰にでもチャンスがあることを具現化したゴングショーですが、このコンテスト自体も若手社員のアイデアから実現したのです。
※ミラノデザインウィークの詳細はこちら→https://www.agc.com/design/article/1196914_4226.html
誰でも参加可能なアイデア・コンテスト「ゴングショー」誰でも参加可能なアイデア・コンテスト「ゴングショー」
02

企業のあり様にも影響を与える
有志団体「AGseed」

「AGseed」は組織の枠を超えて、通常の業務ではできないようなさまざまなことにチャレンジする若手社員の有志団体として結成。大企業の若手社員を集めて「ガラスワークショップ」を開催するなど他業種との交流や、例えば「化学強化ガラス×微細加工」などの新しい発想にチャレンジする社内活動を行っています。さらに経営トップとの対話会(入社1年目から参加可能)や起業家講演会などを開催。現在では100名規模の団体となっており、想いを持った若手が自主的にこういったイベントをつくりあげています。こうした活動を続けるうちに「AGseedの意見を聞いてみたい」と事業部門から声が掛かったり、「このプロジェクトにAGseedから何人か人を出してほしい」という要望も増えてきました。はじめは「若手で議論・実践するためのコミュニティ」に過ぎなかったかもしれない団体は、今では経営陣からも認められ、活動の輪を広げています。
企業のあり様にも影響を与える有志団体「AGseed」
03

イノベーションを促す
恊創プロジェクト「SILICA」

開発スピードのさらなる加速を求めて、これまで培ってきた独自の素材と技術の新たな可能性を引き出し、イノベーションを生み出すための協創プロジェクト「SILICA(シリカ)」が、2018年11月に始動しました。外部の多彩なクリエイターなどから技術・知恵・アイデアを積極的に取り入れ、これまでのAGCにはなかったクリエイティブな要素、既存の発想からはみ出る部分を創出しています。そして、SILICAで生まれた新たな価値が、開発とマーケット、AGCとマーケットを結び、その影響がAGC全体に波及することを図っていきます。その実現に向け、まずは2つの企画をスタート。「踊るガラス」「光を食べるガラス」など、これまでのガラスのイメージを覆す新たな魅せ方を提案する「ANIMATED」。そして、「エンドユーザーが欲する体験をどうガラスで実現するか」というアプローチから、新たな使い方を提案する「GLASS INNOVATION CHALLENGE」を世の中に発信しています。
※ANIMATEDの詳細はこちら→https://www.agc.com/design/article/1198256_4226.html
イノベーションを促す恊創プロジェクト「SILICA」
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世界初、世界一に挑み、
世界に貢献する
「特別研究員制度」

AGCの技術者には多様なキャリア形成の道筋が用意されています。専門分野をとことん深掘りしていき、世界の常識を覆すような発見・発明に挑むサイエンティストとしての道もその一つです。顕著な功績を挙げれば、「特別研究員」として自分の裁量で研究室を運営する道が開けます。その頂点であるエグゼクティブ・フェローは、AGCグループ全体の研究開発の方向性を定めていく極めて重要な役割を担います。中長期的な観点で革新的な基盤技術を創出することが使命であり、研究の成果はいずれ事業に、すなわち社会に還元されることになります。心血を注いだ研究が世の多くの人びとの喜びにつながることは、技術者にとってなによりのやりがいです。もちろん「世界初」「世界一」に挑むことで、学会発表や特許取得などの機会に、サイエンティストとしての成長も実感できます。
『脆さを大幅に低減したガラス』:熱処理後のガラスにビッカース圧子を打ち付けた時の様子(SEM写真)。析出した結晶がクラックの直進を妨げ、割れにくくなっている。
『脆さを大幅に低減したガラス』:熱処理後のガラスにビッカース圧子を打ち付けた時の様子(SEM写真)。析出した結晶がクラックの直進を妨げ、割れにくくなっている。
05

外部との共同研究や
若手研究者の育成を支援する
「リサーチ・コラボレーション制度」

AGCでは大学との共同研究を積極的に進めています。その一例が「リサーチ・コラボレーション制度」です。これは当社が研究主題を提示し、公募審査方式により国内の大学あるいは公的研究機関などとの間で、広く共同研究を実施するというもの。目的は、AGCが見出しにくい有望技術を発掘・育成してイノベーションにつなげることにあり、これまでの16年間で18件の共同研究実績があります。公募審査の結果、採択に至らない提案についても優れた研究には、当社から別枠にて研究費や研究材料の支援を行うことで、昨今、大学での研究対象として重視されにくい基礎的な材料研究の支援も行ってきました。本制度はその時々に適した形式を模索して変化していますが、一貫して、次世代を担う若手研究者の関心を高め、その育成の場となることも長期的な目標としています。
外部との共同研究や若手研究者の育成を支援する「リサーチ・コラボレーション制度」
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世界の最先端に挑むための
「ドリームチーム」

組織体制は、環境変化もにらみながら柔軟に変化します。例えば、新たに挑戦する技術領域・分野は、戦略的に追加されていきます。そして斬新なアイデアは、多様性の融合から生まれるもの。多様なバックグラウンドをもった人財、多様な発想、多様な技術が融合することで生じる“化学反応”によるところが大きいのです。そのため、研究所内はオープンフロアに。ガラス、有機・フッ素化学、ライフサイエンスなどの専門家や、マーケットを熟知するプロ等々が日々接して議論がわき起こる風通しの良い職場環境となっています。社内や他社、大学、研究機関など社外との交流・協業も活発です。
世界の最先端に挑むための「ドリームチーム」
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無限の可能性が秘められている
ダイバーシティ
「NO BORDER,AGC」

AGCでは、女性の採用比率の向上や部長職への女性の登用も推進しています。また、海外の人も積極的に採用することで、多様性に富んだ職場を形成しています。ダイバーシティの本質は、「異なる個性が強いものを生み出す」ことにあります。組織の中に多様性を取り込むことは、効率を低下させるおそれがあります。しかし、その壁を乗り越えると、同質的な組織では実現できなかった高い創造性やパフォーマンスが発揮できるようになります。重要なのは、個人の違う意見や多様であることを尊重すること。一人ひとりの個性や多様性には、無限の可能性が秘められており、それこそがイノベーションを起こせる会社へと成長させていきます。