転職者インタビュー#06
転職者インタビュー#06
CAREER INTERVIEW 06
化学品
メーカー
AGC
次世代のクルマに
求められるガラスの開発に
私が培ってきた
「接着」の技術が生きる
転職者インタビュー#06
  • オートモーティブカンパニー アジア事業本部
    プロセス技術部
    加工技術センター
    材料技術グループ
    (取材当時)
    2018年キャリア入社
  • 学生時代に有機化学を専攻し、新卒で化学品メーカーに入社。電子部品用の導電性接着剤の研究開発に5年携わり、転職。接着の原料となる樹脂の研究開発に5年ほど従事した後、より最終製品に近い接着剤開発を志向し、AGCに再転職。
転職者インタビュー#06

接着剤の材料と原料の開発を経験
もっと成果を実感したいとAGCへ

私はAGCで3社目のキャリアです。新卒で入社した化学品メーカーでは機能性接着剤の研究開発を担い、その後、さらに上流を手がけてみたいと別の化学品メーカーに転職して、接着剤の原料そのものの研究開発に従事。こうして接着剤について幅広い知見を得て、今度はより最終製品に近い領域で開発に携わりたいと再び転職を考えるようになりました。前職も前々職も、自分の研究開発の成果が世の中でどのように生かされているのかが実感しにくいことに少し物足りなさを覚えていたのです。
そこで、私がそれまで培った知識やスキルを生かせる企業を探していたところ、AGCの自動車用ガラスを手がけるオートモーティブカンパニーで、接着剤の開発経験のある人財を募集していることを知り、これはチャンスだと思い応募。新卒の就職活動時、AGCは化学を専攻している学生にとっては憧れの人気企業であり、実は私も志望していました。でも当時は落ちてしまい(笑)、まさかこのタイミングで再挑戦できる機会が訪れるとは思いませんでした。ぜひAGCで新しいキャリアを積みたいと、面接の場でもこれまでの経歴をしっかりとアピールしたところ、評価していただき採用になりました。

転職者インタビュー#06

接着に通じた技術者は社内でも希少
私の提案が、開発を前進させる

自動車業界では今、安全運転支援システムやコネクテッドカーの普及にともない、カメラやセンサを取り付けるブラケットなどが装着された自動車用ガラスのニーズが高まっています。そこに求められるのは、ガラスに取り付けた機材が絶対に外れない接着技術です。つまり、自動車の進化にともなって接着剤がますます重要になっており、まさに私の知見が生きます。入社以来、私は自動車用ガラスの新製品の開発に関わり、求められる機能を実現する最適な接着剤の選定や検討を担っています。このカンパニーには無機ガラスを究めた技術者の方はたくさんいらっしゃるものの、接着剤のような有機化学に精通した人財はまだまだ不足しており、キャリア入社ながらも、早々に自分の存在感を発揮できているように感じています。
AGCには、現場で何か問題が起きると「分科会」を開き、部門を横断してさまざまな専門家が集まって議論する文化があります。私は入社当初からこの分科会に参加しており、接着剤の観点から問題解決のための意見を求められる機会もたびたびあります。そこで私の提案が認められ、新製品開発を前進させる力になれた時は大きなやりがいを感じます。

転職者インタビュー#06
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転職者インタビュー#06

入社早々に海外出張し、
欧州の技術者と議論
接着剤でプロセスを変え、
そこから新製品の可能性も示したい

AGCに入社してから海外と関わることも日常的になりました。入社して3ヵ月も経たないうちにヨーロッパに出張し、現地の開発チームとのミーティングにも参加。日本で取り組んでいる開発テーマをプレゼンして意見交換を行ったのですが、品質に対する考え方などが大きく異なり、議論しながらそのギャップに戸惑うことも。一方で彼らは、日本の技術者なら「常識的に無理」と思うような切り口からも次々とアイデアを出してきて、そうした発想にはたいへん刺激を受けました。このようなAGCでの経験は、日々私を成長させてくれます。
現在は、新製品の立ち上げにあわせて新規の接着工程の開発に取り組んでいます。今後は、機能性に優れた接着剤からのアプローチで「こんな製品が実現できる」と提案し、それを形にしていくためのプロセスも革新して、理想的な工程の構築に挑戦していきたい。いまや自動車用ガラスに欠かせない「接着」の技術をAGCに根づかせて、事業の発展にさらに貢献できればと思っています。

取材:2018年11月