転職者インタビュー#07
転職者インタビュー#07
CAREER INTERVIEW 07
半導体
メーカー
AGC
ガラスの進化は、
半導体の技術進歩を促進する
ユーザー視点を理解した開発で、
次世代につながる製品を
転職者インタビュー#07
  • 電子カンパニー 
    技術開発本部 
    加工プロセス技術部 
    精密加工グループ
    (取材当時)
    2018年キャリア入社
  • 大学時代は生物学科でDNAについて研究。生物学に限らず、微細なものや現象の根底を追求したいと考え、半導体メーカーに入社。フォトマスク開発に携わり、その工程においてガラスメーカーへの発注も経験。ガラス開発に対して生まれた関心から、10年の半導体製造のキャリアを経て2018年、AGCに入社。
転職者インタビュー#07

半導体をつくる現場で知った
ガラスの進歩が持つ影響力

前職では10年間、半導体の回路パターンをつくる仕事をしていました。シリコンウェハに回路パターンを焼きつけるプロセスにおいて、露光してパターンを描くための原版となるフォトマスクの開発に携わっていました。半導体の進歩は回路の微細化とともに進んできましたが、その精度とサイズ双方の条件を満たすための技術開発は、過渡期に差しかかっています。例えば、使用するガラスに曲げやすさや任意の段差をつけるなどの特性を付加することで、半導体の生産は効率化できます。次世代の半導体をつくるためにはガラスの開発側の視点が必要だという気づきから「ガラスを自分でつくってみたい」という意欲が生まれ、転職を決意しました。
AGCを選んだ理由は、多様な業界で利用されるガラスの開発に関われると感じたからです。自分の責任で何かを成し遂げたいとも考えていたため、比較的早くからリーダーシップをとることができる企業風土にも惹かれました。10年のキャリアを経て異業種へ転職する大きな決断。その背中を最後に押したのは、人生でさまざまな経験をしてみたいという思いでした。

転職者インタビュー#07

研磨のプロセスに
こだわりを持つAGCで
ユーザーの視点を持つことを生かす

AGCに入社して特徴的だなと感じるのは、研磨に関する装置のポテンシャルを高めるために、自社で検討を重ねるところです。私は電子部材のガラスを研磨し、その板厚における平坦度の誤差を限りなくゼロに近づけていく仕事を担当しているのですが、外部メーカーの装置を購入した時にそのメーカーなどに外注して稼働安定まで任せるのではなく、最初から自社で運用することに少なからず驚きました。研磨作業による品質を担保するために、加工条件や加工装置の運用方法の改善点などを自ら検証していくのです。
私が研磨を担当するガラスは用途が多岐にわたり、ユーザーがガラスに対して期待する特性も本当に幅広く、品質面において精度を高く保つことと、多様なガラスの付加価値を追究することが求められます。そのために社内のさまざまなジャンルの有識者とタッグを組みます。多くの方を巻き込んで、精度が高くユーザーのニーズに特化したガラスを開発し、展開できた時にこの仕事の醍醐味を味わえます。私がユーザー側の立場にいた経験は、ユーザーの求める品質を予測できる点で大きな強みとなっています。ユーザーのニーズから逆算した開発は、時代をリードするガラスを生み出していけると信じています。

転職者インタビュー#07
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経営陣の声や海外経験を通じ、
世界を意識した
技術の高みを目指すように

AGCは上司や上層部との距離感が近く、社内教育や意識向上に対する取り組みが充実しています。京浜工場に社長自らが講演に来た際、従業員を激励していた姿は、とても印象的でした。チーム内の上司からも丁寧な手ほどきを受けており、転職してきたことに対する心遣いもあたたかく感じています。先日は、知見を深める目的で海外の現場に行く機会もいただき、よりスピード感のある決断や開発が重要だという課題意識を持つきっかけになりました。
若い人財にも裁量があるAGCでは、早くからリーダーを任せてもらい、自身が信頼されているという嬉しさを感じられますし、その糧にもなるような他工場の視察や社内の情報共有といった人財交流が活発です。この環境を生かし、研磨のスペシャリストとなることが今の私の目標です。世界に求められる最先端のガラスを生み出すために、今後も技術進歩に寄与していきたいです。

取材:2018年11月