2017年09月25日経営

子会社CMC Biologics社のバイオ医薬品生産能力を増強 ―デンマーク拠点の培養槽を増設し、抗体医薬品の需要増に対応―

AGC旭硝子(旭硝子株式会社、本社:東京、社長:島村琢哉)は、当社連結子会社でバイオ医薬品開発製造受託会社(CDMO*1)であるCMC Biologics社の生産能力増強を決定しました。同社コペンハーゲンの製造拠点にシングルユース仕様*2の2,000リットル動物細胞培養槽を5基増設します。既存の2,000リットル槽と同じ製造ラインに設置することで、2,000リットルから最大12,000リットルと幅広い培養規模に対応できるようになり、抗体医薬品*3をはじめとするバイオ医薬品受託案件の多様な需要に応えていきます。稼働は2018年第3四半期を予定しています。

CMC Biologics社は、動物細胞と微生物を用いたCDMOで、プロセス開発、スケールアップおよび商業製造までの高付加価値サービスを提供しています。同社は、洗浄・滅菌工程が不要で、洗浄不足によるコンタミネーションのリスクがないシングルユース製造技術のパイオニアであり、同技術による効率的な医薬品製造を進めています。米国シアトルの拠点では培養スケール12,000リットル規模のシングルユース製造ラインを保有しており、今般の培養槽増設により、欧州拠点においても大規模な商業製造が可能となります。

年間約8%以上の成長を続けるバイオ医薬品市場の旺盛な需要に対応するため、当社は本年2月にCMC Biologics社をグループに迎え、現在、当社国内拠点(千葉、横浜)およびドイツのBIOMEVA社(昨年8月に買収)の3社でグローバルに事業を展開しています。
AGCグループは、経営方針AGC plusの下、ライフサイエンス事業をグループの戦略事業のひとつと位置付け、積極的な成長施策を進めています。とりわけ、今後大きな需要の伸びが見込まれるバイオ医薬品事業では、必要な拡大投資をタイムリーに実施してまいります。


<注釈>
*1バイオ医薬品開発製造受託CDMO: 製造受託に加え、製造方法の開発を受託・代行する会社(Contract Development & Manufacturing Organization)
*2シングルユース:使い捨て容器を使用した培養槽。
*3抗体医薬品:ヒトや動物から取り出した抗体の遺伝子を組み換えるなどして改良し、注射などで体内に入れて病気を治療するもの。

参考資料

<CMC Biologics概要>

会社名 CMC Biologics
代表者 Gustavo Mahler
本社所在地 米国(シアトル)
生産拠点 デンマーク(コペンハーゲン)および米国(シアトル、バークレー)
出資比率 AGC 100%
創業 2001年
事業内容 バイオ医薬品開発製造受託、抗体/血液因子製造、
組み替えワクチン、酵素、抗原性薬剤及びホルモン製造
従業員 約600名
本件に関するお問い合わせ先
AGC旭硝子 経営企画部 広報・IR室長 玉城 和美
担当:駒崎
TEL: 03-3218-5603
E-mail: info-pr@agc.com