2005年10月07日経営リリースCSRリリース
当社所有のグランド・独身寮跡地における地下水調査結果について
旭硝子株式会社(本社:東京、社長:門松正宏)は、当社が所有するグランド・独身寮跡地(兵庫県尼崎市:現在商業施設用地として賃貸中)の一部において地下水調査を実施したところ、下記のとおり環境基準を超える砒素が検出されました
当該敷地においては、1950年代後半から1960年代前半にかけて、その一部に存在していた溜池を、当社の関西工場で発生したガラス磨き砂で埋め立てたことが分かっています。この埋め立てに使用したガラス磨き砂に含まれていた砒素が原因と推定される、旧溜池内を主とした当該敷地の環境基準超過が、2001年8月に判明し、尼崎市にも報告しております。
この基準超過については、2001年12月から2003年3月にかけて尼崎市とも協議し、旧溜池外への汚染拡散を防止するための自主的な環境対策を実施しました。その対策の一つである地下水モニタリング調査の結果、当該敷地内の北側及び南側境界付近において、下記のとおり環境基準を超える砒素が検出されました。
今回、当該敷地内のモニタリング用観測井で基準超過が判明したことについて、尼崎市に報告し、現在、原因究明のための調査を実施しています。また、原因判明後、尼崎市の指導のもと、適切な対策を速やかに実施する所存です。
なお、尼崎市と協議の上、当該敷地の表層において土壌汚染対策法に適合した工法によるアスファルト舗装や植栽部分の土壌入替を実施しましたので、地上部分における健康被害のおそれはないと考えております。
また、現在まで本件に関する健康被害についての報告はありません。
記
1.調査場所
所在地:兵庫県尼崎市東七松町二丁目3−1、8
2.調査方法
モニタリング用観測井(敷地内3ヶ所)での地下水サンプリングによる水質分析
3.調査結果
上流側観測井 |
下流東側観測井 |
下流西側観測井 |
|
砒素濃度 |
0.06mg/リットル |
1.99mg/リットル |
1.62mg/リットル |
基準超過倍数 |
6倍 |
199倍 |
162倍 |
以 上
- 本件に関するお問い合わせ先
- 旭硝子株式会社 広報・IR室長 川上 真一
- 担当:斎藤
- TEL: 03-3218-5509
- E-mail: info-pr@agc.co.jp
- 関西工場
- 総務部長 神田 知幸
- TEL: 06-6413-3325