アリアンツアリーナ(Allianz-Arena)

AGC旭硝子が誇る先進の技術は、さまざまな用途で採用されています。

アリアンツアリーナ(Allianz-Arena)

「アリアンツ・アリーナ」の機能とデザインに隠された旭硝子の技術力

サッカーが盛んで有名なドイツ・ミュンヘンにあるサッカー競技場、それが「アリアンツ・アリーナ」。周囲を取り囲む壁面は、ふんわりとしたやわらかさを感じさせる形状になっています。この特徴的なデザインを実現しているのは、旭硝子のフッ素樹脂技術です。

天然芝に欠かせない太陽光を取り込むフィルム

アリアンツ・アリーナ

この「アリアンツ・アリーナ」をはじめとしたサッカーの競技場を設計する時に気をつけなければならない点の一つに、天然芝への影響が挙げられます。サッカー競技場の天然芝の成長にとって太陽光は欠かせないものです。しかも、ドイツのミュンヘンは高緯度に位置し、太陽の日差しは斜めから差し込んできます。そのため、壁面や屋根には、光を遮らない工夫が必要なのです。観客を雨風から守り、さらに天然芝への太陽光もよく通す。そんな難題をクリアした素材、それが旭硝子の「ETFEフィルム」です。「ETFEフィルム」は、旭硝子のフッ素樹脂技術の結晶とも呼べる、高機能素材です。手で触れた感じや見た目は、書類を挟むクリアファイルを少し厚くしたようなものですが、そこには驚愕の機能が隠されています。そのひとつが、もっとも重要な光の透過率(素材を通る光の割合)です。天然芝を枯れさせないためには、できる限り太陽光を取り込む必要があります。「ETFEファイル」の日射の透過率はなんと90%超。一般的なガラスの透過率が80%台ですから、いかに光を通すかがわかるでしょう。加えて、「ETFEフィルム」はガラスよりも軽く、汚れにも強い特徴を持っています。そのため、建築しやすい上、メンテナンスも容易に行えるというわけなのです。

フィルムの特徴が先鋭的なデザインを実現

また、とても印象的な形状も、「ETFEフィルム」だからこそ可能になったデザインだといえます。ガラスであれば自由な曲面を作り出すのは至難のワザですが、「ETFEフィルム」は薄いプラスチックの下敷きのように、簡単に曲面を作り出すことができるのです。競技場全体の演出にも、「ETFEフィルム」は一役買っています。「アリアンツ・アリーナ」をホームスタジアムとする、ドイツのサッカーチームの試合の時、普段は白い壁面が、チームカラーに合わせて、真っ赤や真っ青に染まります。これは、半透明の「ETFEフィルム」の後ろから赤や青い光を当てているため。透過率の高さを生かし、光をうまく調整、拡散させることで、幻想的な演出を可能にしているのです。

東京ドーム5個分のフィルムを作る強い総合力

このように、世界でも先端を行くデザインと機能を兼ね備えた「アリアンツ・アリーナ」ですが、最初から「旭硝子のETFEフィルム」を使うことが決定していたわけではありません。他メーカーとの競合に勝つことができたのは、私たち旭硝子が30年間培ってきた、フッ素樹脂事業の歴史とノウハウが、ブランドとして認められた結果です。「アリアンツ・アリーナ」に使用されている「ETFEフィルム」の量は約20万平方メートル(東京ドーム約5個分)。これだけの量を原料から一貫生産できるのは、世界でも私たち旭硝子だけです。また、「アリアンツ・アリーナ」の機能とデザイン、両方のソリューションを可能にしたのは、旭硝子が積み上げてきた開発技術、製造技術、評価技術といった技術の総合力にほかなりません。言い換えれば、「アリアンツ・アリーナ」は、旭硝子の技術力なくして、建造できなかったともいえるでしょう。

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