「鏡」と「天秤」をテーマに、2名の建築家によるAGCのガラスとフッ素樹脂フィルムを使用したインスタレーション作品を展示します。
AGC Studio Exhibition Vol.27 「鏡と天秤 -ミクスト・マテリアル・インスタレーションー」
私たちは非日常(ハレ)と日常(ケ)の境界が曖昧な社会におり、個々が非日常(ハレ)と日常(ケ)のバランスを取りながら生活しています。
今回は、システムをベースにした表現で注目の2人の若手建築家にインスタレーションを依頼しました。
その作品のコンセプトは「Mirror」と「Libra」です。
鏡は非日常(ハレ)と日常(ケ)の境界が曖昧な社会をどのように映しとっているのでしょうか、天秤は非日常(ハレ)と日常(ケ)のバランスをどのように計っているでしょうか。
AGCの素材・技術を媒体として、非日常(ハレ)と日常(ケ)の境界が曖昧な様相を見せるメディア環境と動的バランスのネットワークを内包したオブジェクト、の2つの作品を展示いたします。
開催情報
タイトル | AGC Studio Exhibition Vol.27 「鏡と天秤 -ミクスト・マテリアル・インスタレーションー」 |
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日時 | 2019年3月12日(火)-2019年5月11日(土)10:00~18:00 ※定休日:日曜・月曜・祝祭日・年末年始 |
会場 | AGC Studio 〒104-0031 東京都中央区京橋2-5-18京橋創生館1・2階 |
入場料 | 無料 |
主催 | AGC株式会社、AGC Studio |
ディレクション | 中崎 隆司(建築ジャーナリスト、生活環境プロデューサー) |
参加クリエイター
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建築家・美術研究者
砂山 太一
建築をはじめとした芸術領域における情報性・物質性を切り口とした制作・設計・企画・批評を手がける。sunayama studio 代表。主な活動に、展覧会「マテリアライジング展 情報と物質とそのあいだ」企画代表、研究プラットフォーム「indexarchitecture / 建築知」プロジェクトマネージャーなど。京都市立芸術大学芸術学研究室講師。
本展覧会では、鏡として使用可能な反射率と高解像度な映像表示を兼ね備えたミラーディスプレイ「Augmented mirror」を主に使用したミクストメディアインスタレーションを制作する。
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建築家
浜田 晶則
建築やデジタルアートの設計を複雑な情報を細やかに管理・制御する手法を用いて行う。東京大学 大学院 修士課程 修了後、Alex Knezo とstudio_01 設立。2014年に浜田晶則建築設計事務所を設立し、同年からteamLab Architects パートナーを務める。2014 年- 2016 年、日本大学非常勤講師。主な作品として「綾瀬の基板工場」、「魚津埋没林博物館KININAL」など。
本展覧会ではAGC が開発した、耐候性・光透過性などに優れた特徴を有するフッ素樹脂フィルム「アフレックス®」に、張力を与えて大ガラスを浮遊させるインスタレーションを制作する。