Cockpit Experience
ガラスが導く、次世代コックピットHMI
より安全で快適なモビリティの実現に向けて、ドライバーや乗員とのインターフェースとして重要な役割を果たすコックピットには、高いユーザビリティを備えたHMI（Human-Machine Interface）が求められています。
AGCは新たなコックピットの提案として、「コックピット・デモンストレーター」を展示します。安全性向上に寄与しながら先進的でスタイリッシュなコックピットを実現する車載用リフレクティブパネル 「FeelInGlass® Reflective Blade for HUD」や、優れたデザイン性とエンターテインメント動画の高品位表示を両立する「RSE向けディスプレイ用加飾カバーガラス」など、ガラスの持つ質感と美観、機能性が融合した未来のコックピットを体感いただけます。
車載用リフレクティブパネル
FeelInGlass® Reflective Blade for HUD
コックピットデザインの多様化に適用する新たなHUD Solution
AGC独自のガラス加工技術であるFeelInGlass®、P偏光を反射する技術を適用し、よりクリアな映像投影を実現したコンバイナー型HUD向けのガラスパネルです。
ダッシュボード上のスペースを有効活用し、従来ディスプレイよりも長い焦点距離および視野角を高精細なHUD投影像で提供します。これにより、ドライバーおよび乗客の安全性・快適性にも貢献します。
なお、本製品は「CES Innovation Awards® 2026 Honoree」に選定されました。
スモークコーティング（シームレス）
車載用ディスプレイの存在感を極小化し、インテリアとのシームレスを実現する、透過率制御技術
AGC独自の透過率制御技術(スモークコーティング)により、ディスプレイのアクティブエリア(AA)とBlack Mask(BM)間をシームレスにすることで、ディスプレイの存在感を極小化することが可能です。
さらに、ディスプレイ表示のコントラスト向上や、赤外線（IR）域での高い透過率といった機能的価値も兼ね備えたソリューションです。
車載ディスプレイ用加飾カバーガラス
(RSE: Rear Seat Entertainment)
車内空間に美しく溶け込む次世代加飾ディスプレイ
車載加飾ディスプレイにおいて、優れたデザイン性とエンターテインメント動画の高品位表示の両立を追求してきました。
RSE向け加飾ディスプレイの"Version.2"として、ディスプレイ表示品位(デザイン柄かぶり及びギラツキの最小化)を改善しています。
スモークコーティング（映り込み抑止）
車載用ディスプレイにおける、外光映り込みを抑止する、透過率制御技術
スモークコーティングのKey Success Factorは、AGC独自の透過率制御と高度な反射防止(AR)およびアンチグレア(AG)技術を融合させた多層の精密光学設計です。
その結果、不要な可視光を積極的に吸収するコーティングが実現し、直射日光下でも反射や眩しさを劇的に軽減します。
従来の映り込み抑止技術（高へイズ化）と比較して、ガラスの白曇りの抑制も実現しています。
