未来を加速させるAGC
業界・ビジネス世の中に欠かせない素材をつくり110年
110年以上前に日本で初めての板ガラスメーカーとして誕生したAGC。
創業から現在に至るまで、社会課題やお客様のニーズに向き合い果敢に挑戦し続けてきました。
AGCの歴史とモノづくりの根本を担う素材メーカーとしての使命に迫ります。
創業から現在に至るまで、社会課題やお客様のニーズに向き合い果敢に挑戦し続けてきました。
AGCの歴史とモノづくりの根本を担う素材メーカーとしての使命に迫ります。
Business Model
AGC(素材メーカー)のビジネスモデル
私たちの暮らしを支える、さまざまなモノづくりに必要な素材を開発し、社会に提供するのが素材メーカーの役割です。素材メーカーはすべてのモノづくりの根幹を支えており、BtoBビジネスの中でも最上流に位置する存在。素材はモノづくりのもとになるだけでなく、最終製品や私たちの生活そのものの機能を高める力を持ちます。
自動車業界や電機業界、建設業界、食品業界などのメーカーは、素材メーカーが生産した素材を加工したり組み合わせたりしながら、最終的に私たちが利用するさまざまな製品をつくり出しています。多くのメーカーに製品を供給するBtoBビジネスだからこそ、広く社会全体に向けて価値提供を行うことができるダイナミックなビジネスです。
その中でも、AGCは100年以上にわたる技術革新の歴史の中で培った世界トップレベルの技術を強みに、「ガラス」「電子」「化学品」「セラミックス」という事業分野において、“なくてはならない製品”を世の中に提供し、世界の人々の生活をさまざまな場面で支えています。
自動車業界や電機業界、建設業界、食品業界などのメーカーは、素材メーカーが生産した素材を加工したり組み合わせたりしながら、最終的に私たちが利用するさまざまな製品をつくり出しています。多くのメーカーに製品を供給するBtoBビジネスだからこそ、広く社会全体に向けて価値提供を行うことができるダイナミックなビジネスです。
その中でも、AGCは100年以上にわたる技術革新の歴史の中で培った世界トップレベルの技術を強みに、「ガラス」「電子」「化学品」「セラミックス」という事業分野において、“なくてはならない製品”を世の中に提供し、世界の人々の生活をさまざまな場面で支えています。
モノづくりの流れ
原料
AGCが開発するさまざまな
素材・ソリューションを、
次世代を担う成長産業に提供
素材・ソリューションを、
次世代を担う成長産業に提供
AGCの提供した素材が、様々な製品の機能の根本を担う
家電メーカー
重工業メーカー
自動車メーカー
ゼネコン
医薬品メーカー
etc...
社会の幅広い分野でAGCの素材が活躍
History
AGCが時代の変化とともに、挑戦してきたこと
文明開化に伴う建物の洋風化
建築ラッシュ
明治維新以降、文明開化でアメリカやヨーロッパなどの西洋文化が日本に入ってくるようになりました。その流れの中で、西洋風の建物の建築が積極的に行われるようになりましたが、洋風の建物にはガラスが多く必要になります。当時板ガラスは外国からの輸入に頼っており、技術ハードルの問題で多くの会社が板ガラスの製造に失敗していました。
1907年
創業
板ガラスの需要が増え続ける中、国に暮らす人々のためになることをしたいという想いで、難しい板ガラス製造に挑戦するため、岩崎弥太郎の甥である、岩崎俊彌が旭硝子株式会社を創業しました。
「易きになじまず難きにつく」
創業から現在に受け継がれる、AGCのチャレンジ精神
創業から現在に受け継がれる、AGCのチャレンジ精神
幾多の困難を乗り越え、AGCを創設した岩崎俊彌のパイオニア精神を表わす言葉です。グループの全員が世代を超えて受け継ぎ、実践していくAGCの基本精神です。
1909年
板ガラス国産化
洋風建築の建設ラッシュの中、創業から2年後、苦難を乗り越えて日本で初めて板ガラスの国産化に成功。急速に変貌を遂げる日本の近代化を支えました。
1917年
第一次世界大戦で
原料の輸入が困難に
原料の輸入が困難に
第一次世界大戦により板ガラスの重要な原料であるソーダ灰が輸入できなくなりました。他にも、洗剤やふくらし粉に使われる重曹や、石鹸、合成繊維に使われる油脂製品等、様々な製品の原料となるソーダ灰は需要が高まり、入手困難となりました。
化学品の生産開始
日本で初めて、ソーダ灰の製造に成功。新製品、新技術開発のための「旭硝子試験所」の開設や、外国からの新しい技術の導入、量産化によるコストダウンなどさまざまな手段を講じ、化学品事業の基礎を確立しました。
1955年
テレビ放送が開始され
テレビの生産需要が急増
テレビの生産需要が急増
1953年にNHKがテレビ放送を開始。民法の放送局もそれに続きました。白黒テレビ、カラーテレビなどが登場し、急激に需要が成長。当初は高級品のためテレビを持つ一般家庭も少なかったものの、50年代後半に向けてすさまじいスピードで普及が進んでいきました。
ディスプレイ用ガラス生産開始
管球ガラスをはじめ、テレビのブラウン管用ガラスバルブの生産を開始。白黒テレビからカラーテレビまで、製品の性能向上と生産能力増強により、テレビの普及と映像技術の進歩を支えました。これがディスプレイ事業の基礎となります。
1956年
モータリゼーションによる
自動車需要の拡大
自動車需要の拡大
1950~60年代に自動車産業が躍進し、自動車需要が驚異的に進展します。さまざまな新しいデザインの自動車が生まれる中、曲げ強化ガラスなど、そのデザイン性に応えられる生産技術を持つ会社は多くはありませんでした。
自動車用ガラス生産開始
AGCは1956年に自動車用ガラスの生産を開始。増加する需要を背景に、自動車用加工ガラスの製造技術を進化させながら量産体制を確立し、その需要に応えました。現在では世界トップシェア※となっています。
※販売ベース/当社調べ
1956年
グローバル展開
インド旭硝子設立
インド政府から地場企業救済の要請を受け、インドにガラス製造会社であるインド旭硝子を設立。当時、戦後初めての海外展開であり、他の日本企業に先駆けて海外事業を展開することになりました。また、これによってインド経済の発展にも寄与することになります。その後、1964年にはタイの板ガラス市場に参入、1972年にはインドネシアでガラス事業を開始し、アジアでの基盤を固めていきました。
1966年
高度経済成長に伴う
大型ビルの建築ラッシュ
大型ビルの建築ラッシュ
戦後復興から始まった高度経済成長は、人々の暮らしを大きく変えました。さまざまなインフラをはじめ大型ビルやマンション、個人住宅の建設が活発化することで、板ガラスの需要が拡大。さまざまな形状、サイズの板ガラスが必要とされるようになります。
建築用ガラスフロート法の導入
生産効率の高い製造方法であるフロート法を日本でいち早く導入し生産を開始。AGCはこの技術によって、幅3m×長さ10mを超える大きく平らなガラスの製造を可能にし、建築様式の多様化へ対応していきました。
1970~
90年代
公害や環境問題の表面化、
地球温暖化の進行
地球温暖化の進行
1970年代に入ると、公害が社会問題化。政府は苛性ソーダの製法を転換するように国内メーカーに通達しました。また、1982年には南極上空で巨大なオゾンホールが発見され地球環境問題が深刻化。社会問題に対応する、多くの新技術の開発が急務となっていきます。
環境配慮型事業・商品の拡大
苛性ソーダの製造においては、イオン交換膜「フレミオン®」電解法を開発。有害物質を使用せず、大幅な省エネを実現しました。また、フロンガス規制が強化される中、「アサヒクリンAK-225」は世界初の代替フロンとして世界各国で高い評価を獲得。1994年のEPA(米国環境保護庁)の「成層圏オゾン層保護貢献賞」を受賞しました。
1990年代
ITの進化でデジタルデバイスの
ディスプレイニーズが
急速に拡大
ディスプレイニーズが
急速に拡大
1990年代以降になると、テレビはもちろんのことパソコンや携帯電話、デジタルカメラなど、さまざまなデジタルデバイスの登場により、液晶画面のニーズが急拡大していくことになります。テレビも進化してより薄型になり、新しいディスプレイ技術が必要になっていきました。
TFT液晶用ガラス基板生産開始
AGCでは1995年、TFT液晶用ガラス基板の生産を開始。多様なディスプレイニーズに応えました。さらに、生産技術向上と量産体制により、2000年以降の薄型テレビの急速な需要拡大に応えていきます。今ではTFT液晶用ガラスのシェアは世界No.2となっています。
グローバル展開
世界30を超える国と地域で事業を展開
1981年にはガラス製造技術の師というべき存在だったベルギー・グラバーベル社を買収し、以後は西欧だけでなくヨーロッパ全体に事業を拡大していきます。また、1986年にはアメリカ最大の板ガラスメーカーと合弁で、オハイオ州にAPテクノグラス社を設立し北米市場を開拓しました。21世紀に入るとさらにグローバル展開を加速し、現在は世界30を超える国と地域で事業を展開。数々の世界シェアNo.1の製品を開発、提供しています。
2000
年代~
IoT時代の到来や
スマートフォンの普及
長寿命化による医薬品ニーズ
スマートフォンの普及
長寿命化による医薬品ニーズ
21世紀に入りIT技術の進化がさらに加速し、人々の暮らしもめまぐるしく変化しました。その変化に合わせてスマートフォンやタブレットなど、新しいデジタルデバイスが普及し、すさまじいスピードで進化していくことになります。また、長寿命化によって医療ニーズも加速、多様化していきます。
スマートフォン・タブレット向け
化学強化用ガラスを幅広く販売
化学強化用ガラスを幅広く販売
多様な技術を結集して生まれた薄く、強く、軽い化学強化用特殊ガラス「Dragontrail®」を2011年に全世界に向けて販売開始。スマートフォンやタブレットはもちろん、車載ディスプレイ用にも用途を広げ、人々の快適な生活を支えています。
モビリティ
2018年
車載ディスプレイ用カバーガラス
エレクトロニクス
2017年
半導体の微細化に貢献するEUV露光用
フォトマスクブランクス事業
フォトマスクブランクス事業
ライフサイエンス
2000年
バイオ医薬品CDMO事業本格参入
モビリティ分野では、車載ディスプレイ用カバーガラスや5G自動車用ガラスアンテナを開発。自動車部材としての高い安全性とデザイン性を兼ね備えた独自の部材でモビリティ業界に貢献していきます。
エレクトロニクス分野では、微細化が進む半導体製造プロセスに対応したEUV露光用フォトマスクブランクスを開発。限界に近づく半導体の微細化を推し進め、世の中の電子機器の性能向上に寄与しています。
また、ライフサイエンス分野への進出で、先行していた低分子医薬品・農薬に加え、バイオ医薬品においてもCDMO(医薬品等の開発・製造受託)事業を開始。健康に暮らせる長寿命社会の実現に貢献しています。
エレクトロニクス分野では、微細化が進む半導体製造プロセスに対応したEUV露光用フォトマスクブランクスを開発。限界に近づく半導体の微細化を推し進め、世の中の電子機器の性能向上に寄与しています。
また、ライフサイエンス分野への進出で、先行していた低分子医薬品・農薬に加え、バイオ医薬品においてもCDMO(医薬品等の開発・製造受託)事業を開始。健康に暮らせる長寿命社会の実現に貢献しています。
交通インフラの進化
IoT時代の到来
食糧問題への対応
健康・長寿命化への
対応
対応
安全・快適な
モビリティの実現
モビリティの実現
気候変動問題への
対応
対応
時代とともに多様化する社会課題へ、
AGCはこれからも素材の力で挑み、
社会に貢献していきます。
AGCはこれからも素材の力で挑み、
社会に貢献していきます。
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