長期経営戦略2030年のありたい姿

AGCグループは、2021年2月に長期経営戦略「2030 年のありたい姿」を新たに設定し、「独自の素材・ソリューションの提供を通じて、サステナブルな社会の実現に貢献するとともに、継続的に成長・進化するエクセレントカンパニーでありたい」としました。この「2030年のありたい姿」実現のために、サステナビリティ経営の推進と事業ポートフォリオ変革に取り組むことで、継続的に社会的・経済的価値を創出することを目指しています。

2030年のありたい姿

2030年のありたい姿
Q1. 長期経営戦略「2030 年のありたい姿」における財務目標を教えて下さい。
A1. 経済的価値の創出を目指して、以下の財務目標を設定しています。

「2030 年のありたい姿」を策定した2021年2月時点では2030年までに過去最高益(2010年営業利益2,292億円)を更新し、安定的にROE10%以上を確保できるようになることを財務目標としましたが、2021年の営業利益が当初の想定(1,000億円)を上回る2,062億円に着地したことから、下表の通り見直しました。

Q2. 長期経営戦略「2030 年のありたい姿」における非財務目標を教えて下さい。
A2. 社会的課題の解決に向け、事業活動を通じた5つの社会的価値を創出します。

将来的な社会課題の変化を見通し、長期的な重要機会・重要リスクとなり得るマテリアリティを特定するとともに、今後創出したい社会的価値と経済的価値を明確化し、グループ経営や事業活動を推進しています。

5つの社会課題解決

5つの社会課題解決
Q3. 戦略の柱となる「事業ポートフォリオ変革」の取り組み方針を教えて下さい。
A3. コア事業の深化と戦略事業の探索による「両利きの経営」を実践します。

コア事業の深化と戦略事業の探索による「両利きの経営」の実践を通じて、市況変動に強く、資産効率・成長性・炭素効率の高い事業ポートフォリオの構築を目指します。
この方針に基づき、今後も高い成長が見込まれるエレクトロニクス・ライフサイエンス・モビリティの戦略事業や、東南アジアのクロールアルカリ事業、フッ素スペシャリティ事業においては、引き続き積極的な投資を行います。また、ガラス3事業(建築用ガラス、自動車用ガラス、ディスプレイ)においては、引き続き資産効率改善に向けた施策を推進するとともに、高付加価値製品の比率を高めます。

AGCグループの「両利きの経営」

AGCグループの「両利きの経営」

これらの取り組みにより、コア事業は長期安定的な収益基盤とするとともに、戦略事業は引き続き伸長させることで、2030年に全社営業利益3,000億円を達成し、戦略事業の割合がその過半となることを目指します。

営業利益構成 推移(億円)

営業利益構成 推移(億円)
Q4. 「サステナビリティ経営の推進」における気候変動への対応に関する方針を教えて下さい。
A4. 事業活動でのネットゼロを目指すとともに、世の中のネットゼロ実現に貢献します。

AGCグループは、2050年までのカーボン・ネットゼロ実現、その中間地点としての2030年マイルストーン目標としてGHG排出量30%削減、GHG排出量売上高原単位50%削減(いずれも2019年比)を掲げています。

製造工程におけるGHG排出量削減に関しては、業界リーダーとして世界トップレベルの省エネガラス製造技術の開発・導入を進めています。酸素燃焼や電気ブースター等の既存技術・設備の計画的な導入を順次進めていることに加え、将来的に大きなインパクトを生み出す革新的技術開発にも取り組んでいます。

また、製品・技術による地球温暖化抑止への貢献を一層拡大します。コア事業と戦略事業の両方において環境・エネルギー領域での技術開発や事業展開を戦略方針に掲げています。

カーボン・ネットゼロ目標(2050年)

カーボン・ネットゼロ目標(2050年)
Q5. 「サステナビリティ経営の推進」における人財に関する取り組みを教えて下さい。
A5. 「ダイバーシティの推進」「個の強化」「エンゲージメントの向上施策」を軸に取り組みを強化します。

「人財のAGC」を掲げ、従業員1人ひとりが、持てる能力を最大限に発揮し、個々人の総和が強い組織をつくりだし、事業戦略や組織目標が実現され、会社と個々人の成長を生み出している状態を目指し、これまでに以下の人事諸制度を整備してきました。
これからも「ダイバーシティの推進」「個の強化」「エンゲージメントの向上施策」を軸として、様々な取り組みを推進します。

ダイバーシティの推進・人財育成

ダイバーシティの推進・人財育成
Q6. 「オープンイノベーション」の強化方針を教えて下さい。
A6. 「AGC横浜テクニカルセンター」をベースに、オープンイノベーションを強化します。

当社は創業以来、有機・無機材料技術、バイオ技術、共通基盤技術を組み合わせた独自の素材・ソリューションと、幅広い産業のお客様との信頼関係を礎として、長期視点による研究開発と事業化のチャレンジによって、時代の要請に応えて社会課題の解決に取り組んできました。
これからも、2021年6月にオープンした研究開発拠点「AGC横浜テクニカルセンター」をベースとして、将来を予見した顧客企業との価値創出の取り組みや、大学・研究機関・ベンチャー・外部パートナーとの補完技術・革新技術の探索と獲得によるソリューションの創出により、社会の変革・発展に貢献し、継続的な成長を実現します。

AGCのオープンイノベーション

AGCのオープンイノベーション