中期経営計画AGC plus-2026
AGCは、長期経営戦略「2030年のありたい姿」を確実に実現するため、新たな中期経営計画「AGC plus-2026」を策定しました。その主要戦略と経営財務目標は以下の通りです。
主要戦略

財務目標とその進捗

事業セグメント別業績イメージ

- Q1. 「両利きの経営の深化」について教えて下さい。
- A1. コア事業の深化と戦略事業の探索を実現する「両利きの経営」の推進により、市況変動に強く、資産効率・成長性・炭素効率の高い事業ポートフォリオの構築を目指します。
AGC plus-2026 における各事業の戦略概要は以下の通りです。

以上の取り組みにより、最終年度である2026年に全社ROCE(営業資産利益率)10%以上、営業利益1,800億円を目指します。
- Q2. 「サステナビリティ経営の深化」について教えて下さい。
- A2. 提供する社会的価値を再定義しサステナビリティKPIを設定することにより、財務KPIを含めた統合的な経営を加速していきます。
本中期経営計画より、AGCグループが提供する社会的価値について、従来の「5つの社会的価値」を当社の製品・技術で創出する「3つの社会的価値」に組み換え、AGCが貢献する価値を明確にしました。

これら3つの社会的価値の創出を通じて経済的価値を出し、企業価値向上のスパイラルを実現します。

さらに、サステナビリティ視点を経営全般に取り入れ、その実施状況をモニタリングするため、GHG排出量売上高原単位および従業員エンゲージメントスコアを、取締役および執行役員に対する株式報酬算定の指標に追加することとしました。これに加え、今回再定義した3つの社会的価値に関連するサステナビリティKPIを設定しています。

- Q3. 「価値創造DXの推進」について教えて下さい。
- A3. これまで培ってきたデジタル技術とAGCグループの強みであるモノづくり力の融合を加速し、各事業の競争力を高めます。
AGCグループは、2017年にデータのデジタル化などDX実現に向けた基盤作りに着手し、既存ビジネスのコスト削減やリードタイム圧縮などモノづくり力の強化を実現してきました。2020年からはその基盤を活用したDXの取り組みにより、サプライチェーンを跨いだ業務プロセス改革など、ビジネスモデルの変革による新たな付加価値を創造・提供しています。

- Q4. キャピタルアロケーション方針を教えて下さい。
- A4. 戦略事業・成長事業への積極投資を行います。また、株主還元は、資本配当率3%程度を目安として安定配当を継続します。
戦略事業・成長事業への積極投資を継続するための、戦略枠は1,000億円です。
この戦略枠については、投資案件やキャッシュの状況などを勘案し、自己株式の取得も含めて、 最適な資本配分を総合的に判断していきます。
AGC plus-2026 におけるキャピタルアロケーション方針は以下の通りです。
