2017年07月06日製品リリース

導光板用ガラスXCVの大量生産を開始

~世界最高水準※1の光透過性能で大画面テレビをよりスタイリッシュに~

AGC旭硝子(旭硝子株式会社、本社:東京、社長:島村琢哉)は2015年に発売したテレビ向け導光板用ガラス、XCV(エクシーブ)を改良し、世界最高水準※1の光透過性能を実現しました。併せて、大面積ガラスの効率的生産に適したフロート法による大量生産を本年8月より開始します。液晶パネルメーカー最大手のLG Displayを初めとするお客様への供給を通じて、大画面テレビのスタイリッシュ化に貢献していきます。

近年、スタイリッシュな部屋にマッチする大画面フレームレス・テレビで「部屋にとけ込む鮮やかな映像を絵画や風景のように楽しみたい」というニーズが増えています。大画面でありながらフレームレス構造を実現する剛性と、高輝度画面にも対応可能な耐熱性を兼ね備えた厚さ1.8mmのガラス導光板XCVを従来の樹脂製導光板に代えて使用することで、テレビはスタイリッシュな部屋に映える存在に生まれ変わります。

導光板用ガラスXCV

AGC旭硝子は、導光板用ガラスの世界No.1メーカーとして※2これからもテレビの進化に貢献していきます。

※1 当社調べ。  ※2 導光板用ガラスのシェアによる。当社調べ。

<ご参考>

導光板について

液晶表示装置(LCD)は自ら光を発する事ができないので、別途光源が必要となります。 従来からテレビには直下型が用いられてきましたが、近年はより薄くスタイリッシュな、デザインの自由度の高い、エッジライト型へのニーズが高まってきています。エッジライト型では、ディスプレイ全体を均一に照らす為に「導光板」が使用されます。

■エッジライト型

エッジライト型液晶の構造



■ガラス製導光板の特徴 (樹脂との比較)

 剛性が高い

 約20倍以上

 熱による変形が少ない

 約1/8

 湿度による膨張が少ない

 約1/100(推定値)




本件に関するお問い合わせ先
AGC旭硝子 経営企画部 広報・IR室長 玉城 和美
担当:宮川
TEL: 03-3218-5603
E-mail: info-pr@agc.com