2017年08月24日経営リリース
第11世代TFT液晶用ガラス基板の製造窯を中国で建設
AGC旭硝子(旭硝子株式会社、本社:東京、社長:島村琢哉)は、旭硝子顕示玻璃(恵州)有限公司(広東省恵州市仲愷開発区)に第11世代TFT液晶用ガラス基板の製造窯を建設します。本件投資にあたっては、AGCグループ内から最新鋭の設備を移設することにより、グループの総生産能力を維持し、また設備投資額を大幅に圧縮します。なお、本日現地にて同製造窯の鍬入れ式を行いました。量産開始は、2018年4Q~2019年1Qの予定です。
近年、中国ではTFT液晶用パネルの生産量が増加しており、これに伴いガラス基板の需要も急速に拡大しています。AGCグループは、こうした需要拡大に対し、江蘇省昆山市、広東省深圳市に加工拠点を、広東省恵州市に素板製造拠点を置き、供給体制を整えてきました。
今後は特に第11世代ガラス基板※を使用するTFT液晶用パネルの需要が大きく増える見込みであることから、同サイズ専用のガラス基板製造窯を建設することとしました。
AGCグループは、経営方針AGC plusの下、液晶用ガラス基板事業において、キャッシュ創出を最大化する供給体制を構築し、お客様に「新たな価値・機能」と「信頼」をプラスするとともに、企業価値の向上を目指します。
※第11世代のガラス基板サイズ:3,370mm×2,940mm
<ご参考>
■旭硝子顕示玻璃(恵州)有限公司の概要
所在地 |
中華人民共和国 広東省 恵州市 仲愷開発区 |
設立年月 |
2015年5月 |
出資比率 |
旭硝子株式会社:100% |
事業内容 |
TFT液晶用ガラス基板の製造・販売 |
■AGCグループのTFT液晶用ガラス基板生産
- 本件に関するお問い合わせ先
- AGC旭硝子 経営企画部 広報・IR室長 玉城 和美
- 担当:高橋
- TEL: 03-3218-5603
- E-mail: info-pr@agc.com