2020年08月25日経営リリース

「DX銘柄2020」に選定

AGC(AGC株式会社、本社:東京、社長:島村琢哉)は、このたび経済産業省が東京証券取引所と共同で選定する「DX(デジタルトランスフォーメーション)銘柄2020」に選定されました。

経済産業省と東京証券取引所は、中長期的な企業価値の向上や競争力強化に結び付く戦略的IT投資の促進のため、2015年より共同で「攻めのIT経営銘柄」を選定。本格的なデジタル時代の到来を控え、日本企業のDXを加速していく観点から、本年よりこれをDXに焦点を当てた「DX銘柄」に改め、選定が行われました。
AGCグループは、素材メーカーとして、開発・製造の領域を中心にデジタル化の取り組みに着手し、徐々に営業・マーケティング、物流などにその範囲を拡大しました。また独自のデータサイエンティスト育成プログラム「Data Science Plus」を確立し、これらを支えるデジタル人財の育成にも注力しています。こうした一連のDXに関わる取り組みが評価され、「DX銘柄2020」の35社の1社として選定されました。主な取り組み内容は以下の通りです。
1. AI Q&Aシステム「匠KIBIT」の開発
コンピューター上にガラス製造の知見を集約し、AIを用いて熟練者の持つ知見を組織知として共有することができる、AI Q&Aシステム「匠KIBIT」を開発。2017年より国内ガラス製造拠点でトライアルを開始し、技能の共有と伝承に着実な成果を上げています。
https://www.agc.com/news/detail/1201006_2148.html
「匠KIBIT」使用時の様子 「匠KIBIT」使用時の様子
2. Coating on Demand
ガラスは省エネなどの機能性に加え、ビルのデザインを左右するため、ガラス自体のデザイン性も非常に重要です。AGCグループの欧州拠点では、建築デザイナーと共にガラスのシミュレーションを実施し、デザイン性と省エネ性能を兼ね備えた試作品として、その日のうちに提案する新しいビジネスモデル「Coating on Demand」を実現しています。
Coating on Demandで採用が決定した米国シカゴのVista Tower Coating on Demandで採用が決定した米国シカゴのVista Tower
AGCグループは、経営方針 AGC plus のもと、デジタル技術を活用しビジネスプロセスの変革を行う”スマートAGC”を推進しています。製造・研究開発・営業等あらゆる業務の更なる効率化やお客様への新たな付加価値の提供を目指していきます。
◎本件に関するお問い合わせ先:
AGC株式会社 広報・IR部長 玉城 和美
担当:北野
TEL: 03-3218-5603
E-mail: info-pr@agc.com