サステナビリティ推進体制
AGCグループのサステナビリティ経営に関わる取り組みの基本方針や施策の審議・決定を行う機関として、CEOが委員長を務めるサステナビリティ委員会を設置しています(経営会議と同等の位置付け)。
サステナビリティ委員会は、経営企画本部サステナビリティ推進部が事務局となり、CEO、CFO、CTO、監査役および事業部門・コーポレート部門の全部門長が出席して年4回開催し、その内容は年2回、取締役会へ報告しています。また、マテリアリティに基づく重要案件については、サステナビリティ委員会で審議・決定の上、取締役会で審議・決議を行います。
コーポレートガバナンス体制(2025年7月1日現在)

経営会議
AGCグループにおける経営執行の意思決定および事業経営の監視について審議する、社長執行役員CEOの諮問機関として経営会議を設置しています。社長執行役員CEO、CFO、CTOが出席し、審議する内容に応じて、その他の出席者を指名し、AGCグループの経営の基本方針の立案やカンパニー/SBUでの重要な投資案件等について多角的な視点で審議を深めています。
サステナビリティ委員会
長期的な社会課題認識を踏まえ、「3つの社会的価値」を創出するAGCグループのサステナビリティ経営の取り組みの基本方針や施策の審議・決定を行う機関として、サステナビリティ委員会を設置しています。サステナビリティ委員会は、経営会議と同等の位置づけであり、社長執行役員CEOが委員長を務め、CFO、CTO、監査役および全部門長が出席して年4回開催しています。また、その内容を年2回取締役会へ報告しています。
人財委員会
AGCグループにおける人的資本に関する重要な事項を審議する社長執行役員の諮問機関として、2025年2月に人財委員会を設置しました。人財委員会は、経営会議と同等の位置づけであり、社長執行役員CEO、CFO、CTOおよびカンパニープレジデントが出席して原則として年7回開催し、その内容は毎年、取締役会へ報告されます。グループ経営人財の発掘・育成、ダイバーシティ推進などのテーマについて議論を行い、AGCグループにおける人的資本経営を推進しています。
コンプライアンス委員会
AGCグループは、コンプライアンス体制整備と推進の統括責任者としてチーフコンプライアンスオフィサー(CCO)並びにコンプライアンス委員会を設置しています。CCO指揮の諮問機関として、コンプライアンスプログラムの企画・立案・モニタリング等を行うとともに、グループ全体の方針策定や状況について、定期的に取締役会へ報告しています。
ディスクロージャー委員会
AGCグループは、CFOを委員長とするディスクロージャー委員会を設置し、情報開示の戦略・方針に関する事項や情報管理(インサイダー取引防止、適時開示等)に関する事項を一元的に管理・決定する社内体制を整備しています。
サステナビリティ委員会活動実績
年度 | 主な議題 |
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2024年 | •GHG排出量削減投資方針の策定、2030年中間目標に向けたGHG排出量削減計画の精緻化、電力CO2排出係数基準の見直し、環境課題に対するガバナンスの変更 •サプライチェーンに関するサステナビリティ施策の実施 •人権苦情処理メカニズムの強化、人権方針に合わせたセルフアセスメントの内容拡充 |
2023年 | •Scope3のGHG排出量削減ロードマップの策定、インターナルカーボンプライシング制度の運用レビュー、TCFDシナリオ分析など気候変動問題への取り組み •人権方針の制定や責任ある鉱物調達デューデリジェンスなど人権課題への取り組み •従業員エンゲージメントなどサステナビリティ目標達成に向けた活動進捗 |
社内への浸透活動
AGCグループは、サステナビリティ経営の理念を全社員に浸透させるべく、さまざまな活動を展開しています。コーポレート部門では、セミナーやワークショップの開催、eラーニングの提供により、社員の意識向上に努めています。さらに、社内コミュニケーションツールやイントラネットを活用し、具体的な課題解決の取り組みを共有することで、グループとしてのレベルアップを図っています。また、各部門でも自主的なプロジェクトやキャンペーンが開催され、現場から管理者層までグローバルにさまざまな場面でサステナビリティ経営の浸透が図られています。