2020年10月09日製品リリース

AGCが防災安全合わせガラス「ラミセーフシェルターTM」を新発売

~ベターリビングのBL-bs部品認定を取得~

AGC(AGC株式会社、本社:東京、社長:島村琢哉)は、自然災害から人と建物を守る防災安全合わせガラス「ラミセーフシェルターTM」を2021年1月より発売します。なお「ラミセーフシェルターTM」は、一般財団法人ベターリビングの、より良き社会の実現に資する優良住宅部品(BL-bs部品)*1の認定を取得した、開口部の防災対策に寄与する社会的要請に応える製品です。

近年、日本では台風や地震などの自然災害が深刻さを増しています。とりわけ台風や暴風により、直接屋根が破壊されるだけでなく、瓦などの飛来物が窓に衝突し、ガラスが割れた窓から吹き込んだ強風が、屋根や外壁を破壊する被害が問題視されています。これらの被害により、家屋に居住できなくなる事態も多発しており、自然災害発生時に人と建物を守るガラスの開発が求められていました。

「ラミセーフシェルターTM」は、2枚のガラスの間に柔軟で強靭な特殊合成樹脂の中間膜をはさんで全面接着した防災安全合わせガラスです。
2枚のガラスが強力に接着されているため、屋根瓦の破片相当の飛来物が衝突してもガラスを突き抜けることはなく、衝突から人や家具を守ります。また、破損した場合も破片がほとんど飛び散らず、またガラスが窓枠から抜け落ちにくいため、被災後も継続して生活を維持することができます。高い防犯性能も兼ね備え、紫外線を99%以上カットし、家具や壁の色あせを抑える効果があります。
製品紹介の動画URLはこちら: https://www.asahiglassplaza.net/products/lamisafeshelter
AGCグループは、経営方針 AGC plus の下、世の中に「安心・安全・快適」を、お客様に「新たな価値・機能」を、プラスする製品づくり・普及活動に取り組んでいます。

ご参考

■ *1 BL-bs部品について
近年、環境保全や高齢化、防犯性の向上などへの消費者の関心が高まっており、住宅部品もこのような社会的要請に応える性能を持つことが望まれているという観点から、一般財団法人ベターリビングが制定した、より良き社会の実現に資する優良住宅部品制度です。「BL-bs部品」は、既存のBL部品に社会的要請に応える性能が追加されています。

「BL-bs部品」が規定する社会的要請への対応を先導するような特長は以下の5つです。
1.環境の保全に寄与する特長
2.社会の資産としての住宅ストックの形成・活用に寄与する特長
3.高齢者・障害者を含む誰もが安心して生活を送ることができる社会の実現に寄与する特長
4.防犯性の向上に寄与する特長
5.その他より良い社会の実現に資する特長
今回の防災安全合わせガラスは上記5つの条件のうち、「5.その他より良い社会の実現に資する特長/防災対策」を有すると認定されました。
■ ラミセーフシェルターTMの性能について

*2 熱の通りやすさを表した数値 *3 住宅に侵入する日射量を表す数値

■ ラミセーフシェルターTM 製品紹介の動画リンクはこちらから
https://www.asahiglassplaza.net/products/lamisafeshelter
◎本件に関するお問い合わせ先:
AGC株式会社 広報・IR部長 玉城 和美
担当:宮川
TEL: 03-3218-5603
E-mail: info-pr@agc.com