2022年01月14日製品リリース

AGCのミラリア®がセコム社の「バーチャル警備システム」に採用

AGC(AGC株式会社、本社:東京、社長:平井良典)のディスプレイ一体型ミラー「ミラリア®」が、セコム株式会社の世界初*となるAIを活用し警戒監視や受付業務などを行う「バーチャル警備システム」に採用されました。同システムは、セコム社により2022年1月より販売開始されます。
このたびセコム社が発売する「バーチャル警備システム」は、現実空間を映しこむディスプレイ一体型ミラー上に3Dモデリングにより生成したバーチャルキャラクター「バーチャル警備員」が常駐警備サービスを提供するセキュリティシステムです。AIを活用した警戒監視や受付業務などを「バーチャル警備員」が提供、対処や緊急対応などの業務は熟練した常駐警備員が提供します。これにより、人員配置の効率化とコストを抑えながら警備強化を実現することができます。
本サービスは、日本初の警備会社としてセコム社がこれまで培ってきたセキュリティのノウハウに、AGC、株式会社ディー・エヌ・エー、株式会社NTTドコモの各社技術を掛け合わせ、4社のオープンイノベーションにより開発したものです。2019年に試作機を発表して以来、試験運用を重ねて実用化に向け取り組んでまいりました。AGCのミラリア®は、等身大のディスプレイ一体型ミラーに映り込んだ周辺環境の中にバーチャル警備員が鮮明に投影されることにより、あたかも警備員が本当に存在しているかのような実在感を与えることが評価され、本システムに採用されました。
AGCグループは、経営方針 AGC plus 2.0 のもと、世の中に「安心・安全・快適」を、お客様に「新たな価値・機能」を、プラスする製品づくりに取り組んでいます。今後も様々な社会課題の解決に貢献できる、新たなガラスとしての可能性をご提供できるよう努めてまいります。
<注釈> * 2019年4月現在(セコム社調べ)

■ 参考

ディスプレイ一体型ミラーMirroria®/ミラリア®について(2022年本格展開予定)
https://www.agc.com/products/new_markets/detail/mirroria.html
通常ミラーに迫る鏡像品質と高い表示視認性を両立したディスプレイ一体型ミラーです。鏡の美しさを保ちながら、明るく鮮明な映像を提供します。カメラやセンサーなどを組み合わせた鏡面AR(拡張現実)効果により、様々なサービスの展開が可能。従来のミラー型ディスプレイでは実現できない新たな映像体験を提案していきます。

【主な特徴】
鏡像品質 通常ミラーの利用シーンにおいて使用可能 (鏡像の明るさと自然な色調)
鮮明な画像 明るい鏡像の背景に重なる視認性の高い表示(明るい店舗等にも対応)
鏡像AR(拡張現実) 鏡像AR効果が提案する新たな体験とサービス(インタラクティブな応用)
高解像度 鏡像ARの活用に適した高解像度の画像表示(32インチ以上は4K解像度)
省エネ表示 高効率な光学設計が消費電力と排熱を抑える(狭い空間への設置にも対応)
ラインアップ 幅広いサイズが新たな利用シーンを提案(対角17~82インチ )
サイズ展開例(左から68インチ、46インチ、26インチ) サイズ展開例(左から68インチ、46インチ、26インチ)
◎本件に関するお問い合わせ先:
AGC株式会社 広報・IR部長 小川 知香子
担当:中尾
TEL: 03-3218-5603
E-mail: info-pr@agc.com