2022年10月11日製品リリース

インドネシア・タイで生産する建築用ガラスの環境製品宣言(EPD)を取得

―当社アジア拠点の建築用ガラスとして初―

AGC(AGC株式会社、本社:東京、社長:平井良典)は、グループ会社であるPT Asahimas Flat Glass Tbk*1(本社:インドネシア)およびAGC Flat Glass (Thailand) Plc.(本社:タイ)の2社で製造する建築用フロートガラスについて、環境製品宣言(EPD:Environmental Product Declaration)を取得しました。AGCグループのアジア地域*2で製造・販売する建築用ガラス製品のEPD取得は、今回が初となります。

当社の取得したEPDは、原材料の調達から生産にわたる、製品に関わる環境情報を定量的に開示するものであり、お客様は使用する製品の環境負荷を定量的・客観的に評価することが可能になります。本EPDは、国際標準化機構(ISO14025)で規定する「タイプⅢ環境宣言」であり、第三者である一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)によって検証・認証されたデータです。EPD認証を受けた材料の使用は、各国政府の建築規制の要件を満たすだけではなく、LEED(米国グリーンビルディング協会によるLeadership in Energy & Environment Design認証)等グリーンビルディング認証の取得にも貢献します。

当社グループは、今回の環境ラベル認証取得を活用し、アジアにおける建設産業のグリーン購入・調達に貢献していきます。引き続き、コーティングガラス、複層ガラス、装飾ガラスなどの高機能ガラス製品においても、本認証の取得を進めていく予定です。

AGCグループは、中期経営計画 AGC plus-2023 における重点課題の1つに「サステナビリティ経営の推進」を定め、2050年に自社の事業活動に伴うカーボンネットゼロを目標に掲げています。これからもGHG排出量の削減と、省エネ・創エネに貢献する製品・技術の供給を通じて、持続可能な地球環境の実現に貢献していきます。

<注釈>

*1 PT Asahimas Flat Glass Tbkは、AGCグループの一員です。Asahimas Flat Glass社は、1973年に旭硝子株式会社(現AGC)とPT Rodamas社(インドネシアにおける建築用ガラス等の販売会社)との合弁会社として設立されました。

*2 AGCグループのアジア地域での建築用ガラスのマーケティングおよび販売は、AGC株式会社 建築ガラス アジアカンパニーのアジア地域本社として、AGC Asia Pacific社(設立2013年、本社:シンガポール)が行っています。本件を含めた、同社のサステナビリティ取り組みについては、https://agc-glassasia.comをご参照ください。

◎本件に関するお問い合わせ先:
AGC株式会社 広報・IR部 小川 知香子
担当:中尾
TEL: 03-3218-5603
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