2022年10月17日経営リリース

AGCグループ、インドネシア(アサヒマス・ケミカル社)で再エネ由来の電力購入契約を締結

AGC(AGC株式会社、本社:東京、社長:平井良典)の化学品製造・販売子会社であるアサヒマス・ケミカル社(ASC社、本社:インドネシア)は、インドネシア国営電力公社(PLN)が発行する再生可能エネルギー電力証書を購入する契約(18,000GWh 約15年間)を締結しました。これにより、15年間で最大約1,500万㌧のCO2排出量削減となります(2021年 PLN社電力排出係数0.87t-CO2/MWhを前提とした場合)。2022年10月よりASC社で購入する電力の一部で運用します。

ASC社が製造する苛性ソーダおよび塩化ビニル樹脂(PVC)は、上下水道などの都市インフラ整備や多様な工業製品の製造に欠かせない素材で、東南アジア地域の経済成長に伴い、当該製品の市場は年4%程度の継続的な成長が見込まれています。ASC社は、今後も当地域での事業拡大を進め、製品供給を通じた地域の経済成長へ貢献するとともに、地域の皆様のクオリティ・オブ・ライフの向上に取り組んでまいります。
同時に、生産に関わる環境負荷低減にも注力していきます。これまで取り組んで来た製造工程のエネルギー効率や生産効率向上による環境負荷低減施策に加え、今回さらに再生可能エネルギー電力の活用を大きく進めてCO2排出削減を加速し、AGCグループの「サステナビリティ経営」を推進していきます。

AGCグループは、中期経営計画 AGC plus-2023 における重点課題の1つに「サステナビリティ経営の推進」を定め、2050年に自社の事業活動に伴うカーボン・ネットゼロを目標に掲げています。今回のASC社での再生可能エネルギー活用が進むと、AGCグループ全体のCO2排出量を10%近く削減する効果が期待されます。AGCグループは、これからも素材・製造工程での省エネ技術開発、再生可能エネルギー活用も含めたサプライチェーン全体でのCO2排出削減を進め、カーボン・ネットゼロ目標へ積極的に取り組むと同時に、省エネ・創エネ製品や、人々の暮らしや地域の経済発展に貢献する製品・技術の供給を通じて、持続可能な地球環境の実現に貢献していきます。
◎本件に関するお問い合わせ先:
AGC株式会社 広報・IR部 小川 知香子
担当:中尾
TEL: 03-3218-5603
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