2023年06月28日CSRリリース

AGCロジスティクス、第24回物流環境大賞「サステナブル活動賞」を受賞

AGC(AGC株式会社、本社:東京、社長:平井 良典)の100%子会社であるAGCロジスティクス株式会社(本社:東京、社長:栗田 幸一)は、一般社団法人日本物流団体連合会が主催する第24回物流環境大賞「サステナブル活動賞」を、ビジネスパートナーとともに受賞しました。今回の受賞は、RFID*1タグとクラウド型個体管理システムを活用したパレット回収システムの構築が評価されたもので、AGCグループで初の受賞となります。

物流環境大賞「サステナブル活動賞」は、環境保全に資する優れた取り組み、または環境啓発活動を行い、サステナブルな社会の実現に貢献し、物流の健全な発展に貢献した事業者等へ授与されます。

<受賞した取り組み 『RFIDを活用したパレット回収物流システムの構築』>

AGC鹿島工場では、食品や化学品に使用される重曹を生産しています。この重曹の保管・出荷に使用される樹脂パレットは、製品納入後に回収され、洗浄を経て再利用することを想定したリターナブル仕様ですが、従来は回収システムがなく、物流フローの中で転用や廃棄が発生していました。このためパレット再購入による環境負荷増大や経済的損失が課題となっていました。

そこで、AGCロジスティクス鹿島化学品営業所は、パレットにRFIDタグを設置し、クラウド型個体管理システムを活用して、パレットが滞留している場所への回収通知と、輸送業者への回収依頼を自動で行うオペレーション基盤を構築しました。これにより、パレットの回収率が約80%に改善され、年間約125t*2のCO2排出量削減を達成しました。

AGCグループは、中期経営計画 AGC plus-2023 において、長期経営戦略「2030年のありたい姿」の実現のための主要戦略として「サステナビリティ経営の推進」と「DXの加速による競争力の強化」を掲げ、グローバルに取り組んでいます。デジタル技術の活用により、持続可能な地球環境の実現と経済的・社会的価値の創出を追求していきます。

*1: RFID(Radio Frequency ID):電波を用いてICタグの情報を非接触で認識する技術

*2: 新規プラスチックパレット生産削減およびパレットの大ロット回収での輸送効率化によるCO2排出量削減量

◎本件に関するお問い合わせ先:
AGC株式会社 広報・IR部長 小川 知香子
担当:有木
TEL: 03-3218-5603