2023年11月28日製品リリースCSRリリース

ガラス建材一体型太陽光発電ガラス SunEwat、Dulwich College (Singapore) の“The Greenhouse” に採用

AGC(AGC株式会社、本社:東京、社長:平井良典)の建材一体型太陽光発電ガラスSunEwat(日本商標:サンジュール®)が、2023年11月23日にオープンしたシンガポールのDulwich College(以下、当カレッジ)の複合教育施設 “The Greenhouse” に採用されました。

Dulwich College (Singapore)の複合教育施設 “The Greenhouse”

当カレッジは、ロンドンのDulwich Collegeを母体とするインターナショナルスクールで、3歳から18歳まで約2700名の生徒が在籍しています*1。キャンパス内での再生可能エネルギーの活用によって、シンガポール建築建設庁(Building and Construction Authority)が設けるグリーンマーク制度のPZE (Platinum Zero Energy)認証を取得しています*2。  
SunEwatは、当施設の天窓とファサードに設置され、総エネルギー消費量の約40%相当分を発電しています*3。また天窓においては、ガラス本来の特徴である自然採光による明るく心地よい室内空間を作り出すために、部分ごとに異なる光透過率に設定されており、発電機能とデザイン性を両立しています。
このようなSunEwatの特徴に加え、AGCの100%子会社であるAGCアジアパシフィック社(本社:シンガポール)が提供する、発電量最適化シミュレーションなどの技術サポートも評価され、今回の採用に至りました。

AGCグループは、中期経営計画 AGC plus-2023 において「サステナビリティ経営の推進」を掲げ、素材イノベーションによる社会課題解決の加速を目指しています。これからも独自の素材・ソリューションの力で、地球・社会のサステナビリティ実現に貢献します。

<注釈>

*1 SCHOOL PROFILE 2021|2022 – Dulwich:2021-dcsg-school-profile.pdf (dulwich.org)

*2 BCAグリーンマーク認定制度:https://www1.bca.gov.sg/buildsg/sustainability/green-mark-certification-scheme

*3 本キャンパスでのAGCの太陽光発電ガラスの採用面積は約1,350m2、定格出力207.7kWp相当。定格出力とは一定の条件(標準状態)のもとで太陽光設備がどの程度の発電能力を持つか示した値

ご参考

■Dulwich Collegeについて

ホームページ:https://singapore.dulwich.org/


■SunEwatについて

建材と発電の機能を持つ、カスタムメイド性の高い太陽光発電ガラスであり、主に3つの価値を提供します。

1)効率的な発電―建物の外装を活用―

これまで発電に活用されていなかった、ファサード、窓、庇、バルコニーといった建物のガラス部位が、太陽光を利用した発電機能を持ちます。


2)自由なデザイン―高いカスタムメイド性―

ガラスのサイズや太陽電池セルを自由に配置し、独自のデザインを作成できます。太陽光発電を行うことで建物のデザインを諦めることなく、太陽光発電と高いデザイン性の2つを同時に達成することが出来ます。


3)CSRの可視化―外装での創エネルギー―

様々な人の目に触れることの多い外装部分で太陽光発電を行うことにより、オーナーやテナントなど建物に関わるステークホルダーの皆様が、カーボンニュートラルの達成、サステナブルな未来の実現のために、具体的な取り組みを行っていることを明確に示すことができます。

◎本件に関するお問い合わせ先:
AGC株式会社 広報・IR部長 小川 知香子
担当:有木
TEL: 03-3218-5603