2024年05月28日経営リリースその他リリース

「DX銘柄2024」に選定

AGC(AGC株式会社、本社:東京、社長:平井良典)は、このたび経済産業省が東京証券取引所と共同で選定する「DX(デジタルトランスフォーメーション)銘柄2024」に選定されました。当社としては、4回目の選定となります。

DX銘柄は、東京証券取引所に上場している企業の中から、企業価値の向上につながるDXを推進するための仕組みを社内に構築し、優れたデジタル活用の実績が表れている企業を選定したものです。

本選定にあたり高く評価された当社グループのDX取り組み事例(一部)

  • 素材開発のリードタイム短縮のため、データサイエンスを活用した取り組みを行っています。本取り組みにより、早期に市場投入を実現した一例がディスプレイデバイス向け反射防止ドライコートフィルムです。この製品は複層構造を持ち、開発・量産時の膨大な諸条件の組み合わせを全て実験で確認することは困難でした。そこで、データ駆動型アプローチと機械学習アルゴリズムを活用し、最適条件を短期間で確立することができました。
  • 担当業務とデジタルスキルの両方を併せ持つ「二刀流人財」を軸にデジタル人財の育成を推進しています。また、従業員がデータサイエンススキルを共有・向上できる自主的な部門横断的ネットワーク*を整備しています。
  • 2023年6月より、社内向け生成AI「ChatAGC」を本格的に運用開始し、従業員が業務に活用できる環境を整えています。
  • 当社グループのAGCセラミックス株式会社では、溶解窯を持つお客様に向けた、耐火材や設計エンジニアリングサービスの販売に加え、操業データを高速で処理・閲覧できるシステム、PLEASUREプレジャー®を販売しています。本システムと溶解窯操業に関する当社グループのノウハウを組み合わせ、顧客の溶解窯の長期安定運転に貢献していきます。

AGCグループは、中期経営計画 AGC plus-2026 の主要戦略の一つとして「価値創造DXの推進」を掲げています。デジタル技術と、当社グループが強みとしているモノづくり力の融合を加速し、お客様や社会にとって新たな価値を創出していきます。

<注釈>

* AGCグループでは、部門横断的ネットワーク活動(CNA:Cross-divisional Network Activity)を展開しています。活動は部門や国を超えた人財交流および学び合いの場として、業務時間内に行うことができます。ボトムアップ型で自主的な取り組みとして実施されており、勉強会や見学会などの活動・交流を通じて、組織のサイロ化を解消し、風通しのよい組織風土を醸成するのに役立っています。2011年より開始し、2023年には参加者1万人を超えました。

◎本件に関するお問い合わせ先:
AGC株式会社 広報・IR部長 小川 知香子
担当:中尾
TEL: 03-3218-5603