2024年08月09日製品リリースその他リリース
岡崎市と連携し開発中の窓設置カメラ「ミハルモ™」の実証実験に成功
ー花火大会混雑エリアの警備課題解決に「ミハルモ™」×「地域BWAシステム*1」を活用ー
AGC(AGC株式会社、本社:東京、社長:平井良典)は岡崎市と連携し、開発中の窓設置カメラ「ミハルモ™」を用いて、8月3日に行われた岡崎城下家康公夏まつり第76回花火大会にて、混雑エリア*2の人流をモニタリングする実証実験*3を行いました。これにより遠隔地からの効率的な警備を実現し、安全な花火大会の開催に貢献しました。
岡崎市では、前年の花火大会の警備モニタリングにおいて、次の2点が課題となっていました。
- 短期利用のための屋外用カメラの設置に係る工事費用が高額
- 使用する通信環境の影響を受けてカメラの映像伝送が遅延することで、リアルタイムでのモニタリングが困難
「ミハルモ™」は、建物の窓(室内側)に容易に設置でき、取り外しも容易な屋外用カメラです。従来の屋外用カメラで必要な設置工事が不要なため、コストを抑えた導入が可能となり、短期的な利用にも適しています。また、リアルタイム映像の伝送には、岡崎市の地域BWAシステムを活用しました。これにより、人出が増加するイベント開催時など通信負荷が高まる環境においても、安定的に映像を伝送することができ、新規通信契約コストの削減にも貢献しました。「ミハルモ™」と地域BWAシステムを組み合わせることによって、遠隔地からのリアルタイムでのモニタリングを実現し、前述の課題を解決しました。「ミハルモ™」は、2025年上期から商用販売を開始する予定です。
AGCグループは、中期経営計画 AGC plus-2026 のもと、独自の素材・ソリューションの提供を通じて安心・安全で快適な暮らしを実現するとともに、社会課題の解決に貢献していきます。
〈注釈〉
*1 地域BWAシステム:地域広帯域移動無線アクセス(Broadband Wireless Access)システムの略称。2.5GHz帯の周波数の電波を使用し、地域の公共サービスの向上やデジタル・ディバイド(条件不利地域)の解消等、地域の公共の福祉の増進に寄与することを目的とした電気通信業務用の無線システム(総務省電波利用ホームページ)
*2 東岡崎駅構内、周辺施設の2か所
*3 本実証実験において、個人情報は取得しておりません
<実証実験イメージ>
<「ミハルモ™」について>
■ コンセプト
景観に配慮した高いデザイン性を有しつつ、建物の窓(室内側)に容易に設置でき、取り外しも容易な屋外用カメラ。
(製品に関するお問い合わせはこちら)
■ 設置イメージ(左:屋内側より撮影 / 右:屋外側より撮影)
- ◎本件に関するお問い合わせ先:
- AGC株式会社 広報・IR部長 小川 知香子
- 担当:有木
- TEL: 03-3218-5603