2025年12月05日経営リリース
Al Obeikan AGC社の全株式を譲渡
AGC(AGC株式会社、本社:東京、社長:平井良典)は、グループ会社であるAGCガラス・ヨーロッパ社を通じて保有する合弁会社Al Obeikan AGC for Glass Joint Venture(本社:サウジアラビア、以下 Al Obeikan AGC)の全株式を同合弁会社の共同株主であるObeikan Glass Company(本社:サウジアラビア、以下 Obeikan)に2025年11月24日付で譲渡しました。本取引は、サウジアラビア関係当局の認可を経て実施しました。
AGCグループは、中期経営計画 AGC plus-2026 のもと、“両利きの経営” を推進し、市況変動に強く、資産効率・成長性・炭素効率の高い事業ポートフォリオの構築を目指しています。当社は、本合弁事業について、フロートガラス事業を中東で展開しているObeikan社が主体となって運営することが最適と判断し、今回の譲渡を決定しました。
なお、当社グループは、建築用途向けソフトコーティングガラスソリューションの技術支援、ライセンス供与、製品開発活動において、Obeikan社の契約上のパートナーとして引き続き関与してまいります。
また、本件の当社連結業績に与える影響は軽微です。
参考
1. Al Obeikan AGC社概要
Al Obeikan AGC社は、中東・アフリカ市場における建設分野の高性能コーティングガラス需要増大に対応すべく、AGCグループとObeikan社が2015年12月3日に設立した合弁会社です。同社のコーティング施設はサウジアラビア王国西海岸のヤンブー市に位置します。
2. Obeikan社の概要
Obeikan社はサウジアラビアに拠点を置くフロートガラスメーカーで、2011年に操業を開始しました。同社は中東地域で最大規模のフロートガラス製造施設を運営しており、1日あたり800トンの生産能力を有します。国際品質基準を満たすフロートガラスを生産し、アジア、アフリカ、アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパなど世界30ヶ国以上に輸出しています。Obeikan社は、産業複合企業であるObeikan Investment Group(www.obeikan.com.sa)と投資会社Saudi Advanced Industries 社(www.saic.com.sa)が所有しています。
- ◎本件に関するお問い合わせ先:
- AGC株式会社 広報・IR部
