2025年12月08日経営リリース

化学強化用特殊ガラス事業からの撤退を決定

AGC(AGC株式会社、本社:東京、社長:平井良典)は、化学強化用特殊ガラス(Dragontrail®シリーズ。以下同じ)事業から撤退することを決定しましたので、お知らせします。

当社は、2009年に本事業を開始して以来、化学強化用特殊ガラスの製造・販売を行っています。Dragontrail®シリーズとして展開している本製品は、スマートフォン、タブレットなどの電子機器用カバーガラス等に使用されており、通常のガラスやプラスチックと比べ、強度・耐傷性・質感のすべてにおいて優れた性質を有することから、多くのお客様に採用されています。
しかしながら、近年、市場価格の下落や受注の伸び悩みにより業績が悪化しており、今後も収益性の回復は困難であると判断し、本事業からの撤退を決定しました。高砂事業所(兵庫県高砂市)における本製品の生産終了は、2026年第3四半期を予定しています。

今回の生産終了および事業撤退に伴い費用が発生する見込みですが、2025年12月期連結決算予想に変更はありません。



<ご参考>
1.本事業の概要
 化学強化用特殊ガラスの製造・販売

2.AGC株式会社 関西工場高砂事業所の概要
 所在地:  兵庫県高砂市梅井5丁目6-1
 操業開始: 1939年
 従業員数: 295名(2025年9月末)
 生産品目: 化学強化用特殊ガラス、半導体製造装置用部材、 各種セラミックス製品(AGCセラミックス株式会社が生産)

◎本件に関するお問い合わせ先:
AGC株式会社 広報・IR部