2026年10月19日製品リリース
AGC Biologics、Flen Health社の糖尿病性足潰瘍向け次世代酵素治療薬候補の開発・製造を受託
-組換え酵素のプロセス開発・GMP製造を支援-
AGC株式会社(本社:東京、社長:平井良典)のバイオ医薬品CDMO事業を担うAGC Biologicsは、ベルギーのバイオ医薬品企業Flen Health社*1(以下、Flen Health)から、糖尿病性足潰瘍(とうにょうびょうせいあしかいよう)向け次世代酵素治療薬候補に使用する組換え酵素のプロセス開発およびGMP*2製造を受託しました。
AGC Biologicsはドイツ・ハイデルベルク拠点において、ラクトペルオキシダーゼおよびグルコースオキシダーゼのプロセス開発および製造を担い、Flen Healthが計画する米国でのIND申請および第Ⅱ相臨床試験の実施を支援します。
糖尿病性足潰瘍向け次世代酵素治療薬の開発を推進
世界では2024年時点で成人の約9人に1人に当たる約5億8,900万人が糖尿病を抱えており、今後、有病率もさらに上昇すると予測されています。糖尿病性足潰瘍は、糖尿病に伴って足に生じる慢性創傷であり、糖尿病患者の約5人に1人以上が生涯に発症する可能性があるとされています。依然として有効な治療選択肢が限られており、新たな治療法の開発が強く求められています。
Flen Healthは、こうした医療課題に対し、同社が欧州を中心に展開する酵素とアルギン酸を組み合わせた創傷治療用ゲル「Flaminal®」をベースに、組換え酵素を用いた次世代治療薬の開発を進めています。
フィージビリティプログラムを経てGMP製造へ協業を拡大
AGC Biologicsは2025年7月からFlen Healthとのフィージビリティプログラムに取り組み、ハイデルベルク拠点でラクトペルオキシダーゼおよびグルコースオキシダーゼの製造工程に関する技術移管、培養・精製プロセスの開発、分析法の導入を進めてきました。
今回の受託により、協業は次の開発段階となるプロセス開発、スケールアップおよびGMP製造へと発展し、今後100リットルおよび1,000リットルスケールで組換え酵素を製造する予定です。
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AGC Biologics社 ハイデルベルグ拠点 |
ハイデルベルグ拠点における開発の様子 |
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AGCグループは、中期経営計画 AGC plus-2026 において、製品・技術で創出する3つの社会的価値を定義しています。このうち “Well-being” では、生活や医療に必要な製品・サービスを安定的に提供し、安心・安全で健康な暮らしに貢献することを目指しています。ライフサイエンス事業では、バイオ医薬品をはじめとする多様なモダリティに対応したCDMOサービスを通じて、お客様の開発初期段階から商業生産までを支援し、世界の人々の健康に貢献していきます。
〈注釈〉
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*1 |
Flen Health社は、創傷治療分野における未充足ニーズに応える革新的な治療法の開発に取り組むバイオ医薬品企業です。2000年に設立され、ベルギーのコンティッヒに本社を置く同社は、25年以上にわたり、創傷および皮膚治癒ソリューションを欧州および世界40か国以上で提供しています。現在Flen Health社は、これまで培ってきた知見と経験を生かし、独自の新規治療法を米国市場へ展開する取り組みを進めています。詳細はFlen Health社のウェブサイトをご覧ください。 |
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*2 |
GMP:Good Manufacturing Practice の略。医薬品の品質基準に基づき、原料受入から製造・出荷までの工程全体を管理し、品質と安全性を確保する基準。 |
- ◎本件に関するお問い合わせ先:
- AGC株式会社 広報・IR部


