2026年11月06日経営リリース

COP31ジャパン・パビリオンに水素社会を支える材料とフッ素資源循環の取り組みを出展

AGC(AGC株式会社、本社:東京、社長:平井良典)は、2026年11月9日~20日にトルコ共和国アンタルヤで開催される、国連気候変動枠組条約第31回締約国会議(COP31)において、環境省が主催するジャパン・パビリオンに、水素の製造・利用を支えるフッ素系材料「FORBLUE™ Sシリーズ」「FORBLUE™ iシリーズ」と、フッ素資源の循環に向けた取り組みを展示します。

■ 水素社会を支える材料


フッ素イオン交換膜とフッ素系電解質ポリマー溶液の製品写真


水素はCO2の排出削減に貢献する次世代エネルギーとして期待されており、その普及には製造から輸送・貯蔵、利用に至るサプライチェーンの構築が不可欠とされています。世界各国で水素活用に向けた検討が進む中、当社グループは水素を「つくる」「つかう」を材料の面から支えています。

当社は水素を「つくる」分野において、フッ素系イオン交換膜「FORBLUE™ Sシリーズ」とフッ素系電解質ポリマー溶液「FORBLUE™ iシリーズ」を提供しています。「FORBLUE™ Sシリーズ」は、水素を製造する水電解装置の膜材料であり、世界トップレベルの電圧性能とバリア性能を有することが特徴です。こうした性能により、電圧性能は水素製造時の消費電力低減に、バリア性能は水電解装置の安全運転に貢献します。2017年より試験販売を行っています。
また、「FORBLUE™ iシリーズ」は、トヨタ自動車本社工場の水素パーク内に設置された5MW級PEM型水電解装置の実証機で電極材料として採用されており、現在、実用性の確認が進められています。

水素を「つかう」分野では、フッ素系電解質ポリマー溶液「FORBLUE™ iシリーズ」が、水素を電気エネルギーに変換して走行する燃料電池車の電極材料として、トヨタ自動車の「第2世代MIRAI」に採用されています。

■ フッ素資源循環の取り組み


天然蛍石と人工蛍石の写真

当社は、フッ素化学製品の出発原料であるフッ素資源の循環利用にも取り組んでいます。自社工場から発生する廃棄物に含まれるフッ素を回収・再資源化するとともに、半導体産業などで生じるフッ素を再資源化した人工蛍石を調達し、フッ素化学製品の原料として活用しています。さらに、使用済みとなったFORBLUE™製品の回収・リサイクルに向けた検討も進めています。 

AGCグループは、中期経営計画 AGC plus-2026 のもと、「サステナビリティ経営の深化」を主要戦略の一つに掲 げています。COP31ジャパン・パビリオンでの展示機会を通じて、水素社会を支える当社製品と、その原料となるフッ素資源の循環に向けた取り組みを発信し、持続可能な社会の実現に向け貢献していきます。

<ご参考>
・ COP31 JAPAN PAVILION公式サイト:https://www.copjapan.go.jp/cop31/
・ フッ素資源循環に関する特設ページ:
  https://www.agc-chemicals.com/jp/ja/company/vision/innovationstory/vol02/

◎本件に関するお問い合わせ先:
AGC株式会社 広報・IR部