1998年11月09日経営リリース

メキシコで自動車用ガラスの新会社を設立

 旭硝子株式会社(本社:東京、社長:石津進也)は、メキシコ合衆国において自動車用安全ガラスの製造・販売を行うため、100%出資の新会社「APテクノグラス・デ・メキシコ社」(APDM社、本社:メキシコ・ハリスコ州エルサルト市、社長:平田和彦)を設立しました。

 メキシコは、1994年のNAFTA成立以来、ペソ危機を克服して着実に経済発展を遂げており、中でも自動車産業は、輸出を中心として生産台数ベースで今後年率1割以上の高い伸びが見込まれており、98年の自動車生産台数は150万台に達すると予想されています。当社としては、拡大北米市場の重要な地域であるメキシコに生産拠点を置くことを従来から検討してきましたが、40百万ドルを投じ単独進出の形で事業化することを決定したものです。

 今回の進出により、当社は北米における自動車用ガラス生産拠点として、APテクノグラスのオハイオ工場及びケンタッキー工場に次ぐ第3の拠点を確保することになります。

 APDM社の工場建設は98年4月に着工していますが、99年2月中に試運転を開始し、99年第3四半期(7−9月)に量産を開始することを目標としています。同社では、まず日産自動車、本田技研工業及びゼネラルモータースの現地法人への供給からスタートし、順次他のメーカーへ供給を拡大して行く方針です。当社は、APDM社の設立を機に、今後北米市場での一層の業績拡大に注力します。

以 上

≪ご参考≫
APテクノグラス・デ・メキシコ社(APDM社)

英文名称 AP Technoglass de Mexico, S.A. de C.V.
本社所在地 メキシコ合衆国ハリスコ州エルサルト工業団地内
(グアダラハラ市に隣接)
社長 平田 和彦(旭硝子社員)
資本金 10百万ドル(株主:AFGインダストリーズ社100%)
総投資額 40百万ドル
従業員数 180名(当初)
設立 1998年3月
事業内容 自動車用安全ガラスの製造・販売
生産能力 40万台分/年

2.出資関係

出資関係