2001年01月16日経営リリース
板ガラスの国内営業体制を再構築
旭硝子(株)(本社:東京、社長:石津進也)は、「シュリンク・トゥ・グロー(Shrink to Grow)」の経営戦略の下、国内板ガラス事業の構造改革を実現するための具体的施策を展開してきていますが、国内の建築用板ガラスの営業体制について、本年4月1日をもって全国6ヶ所の硝子事業部支店を廃止し、現行支店の有する機能を集約・再配置した新体制へ移行することとしました。
現在の国内建築用板ガラス市場は、住宅着工戸数の減少等の要因による板ガラス需要の減少と海外品の流入による大幅な価格下落により、市場規模は5年前に比べ概ね半減しています。こうした状況において、当社が建築用板ガラス市場での競争に勝ち残っていくためには、根本的な事業構造の改革を実施し、効率的な事業体制を構築するだけでなく、顧客満足度及び営業機能の一層の向上を実現することが急務です。今回実施する施策は以下の通りです。
(1)硝子事業部6支店(東京・大阪・福岡・名古屋・札幌・仙台)廃止
(2)営業管理業務集約
- 硝子・建材事業本部本社(東京都墨田区)内に設置する硝子事業部販売グループが、従来6支店に分散して行っていた全国の営業活動を一括して管理します。また、同事業部マーケティンググループは、販売促進の専門家として、販売戦略立案、新商品計画、商品別収益管理等の企画・管理業務を担当します。情報と戦略立案を本社に集約することで、全国一体の最適営業活動を展開します。
- 営業担当者(フィールドセールス、以下FSと言う)は組織上、前記販売グループの一員となり「支店」という場所にしばられず、今回新たに導入するモバイルシステム(モバイルパソコンによるFSからの営業活動報告、FSへの営業情報・資料の提供等)を活用して担当地域内における客先への訪問頻度アップと地域密着を図り、営業(セールス)活動に専念します。
- FSの情報交換や地域情報集約のため、全国5ヶ所(大阪・福岡・名古屋・札幌・仙台)に常駐者1〜2名程度のサテライトオフィスを設置します。
- 前記販売グループ内に営業センターを設置し、従来支店で対応していた全国の客先からの商品問合せ、見積もりへの回答等、営業事務を集中処理することにより業務を効率化するとともにクイックレスポンスと適切な価格設定を行います。
- 従来、受注業務は、支店、エイ・ジー・シー アックス(株)(建築用加工ガラス製造子会社)及び当社工場がそれぞれ関与する形で行われていましたが、新体制では、全国7ヶ所のエイ・ジー・シー アックスに設置するロジスティックスセンターで一括して担当する体制とし、受注体制の効率化とデリバリーに対する信頼性の向上に努めます。
以 上
<ご参考>
- 硝子事業部 新旧組織図 (注1 関係箇所以外の記載一部省略) (注2 略号:G=グループ)
- 硝子事業部 新体制の拠点所在地
(1)本社 東京都墨田区錦糸1−2−1 アルカセントラル
(硝子・建材事業本部内)(2)サテライトオフィス (1)札幌 札幌市中央区南一条東
2−13(旭硝子北海道建材(株)内) (2)仙台 仙台市宮城野区日の出町
3−1−6(旭硝子みちのく建材(株)内) (3)名古屋 名古屋市中川区広川町5−1 (エイ・ジー・シー アックス(株)
名古屋センター内)(4)大阪 兵庫県尼崎市西向島町2 (旭硝子(株)関西工場内) (5)福岡 福岡市博多区東比恵
2−2−25(旭硝子西日本建材(株)内) (3)ロジスティックスセンター (1)エイ・ジー・シー アックス(株)
北海道工場北海道赤平市共和町209−5 (2)エイ・ジー・シー アックス(株)
大衡工場宮城県黒川郡大衡村大爪字平場
23−3(3)エイ・ジー・シー アックス(株)
小山工場栃木県小山市大字萱橋
1108−119(4)エイ・ジー・シー アックス(株)
京浜センター横浜市鶴見区生麦2−2039 (5)エイ・ジー・シー アックス(株)
名古屋センター名古屋市中川区広川町5−1 (6)エイ・ジー・シー アックス(株)
よも川工場兵庫県尼崎市道意町7−7−1 (7)エイ・ジー・シー アックス(株)
鳥栖工場佐賀県鳥栖市曾根崎町四ツ木
1338−1
- 本件に関するお問合せ先
- 旭硝子(株)広報室長 井本 健一
- TEL: 03-3218-5519