2001年07月02日経営リリース

プラズマ・ディスプレイ・パネル用背面板製造の合弁会社の設立について

 大日本印刷株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役社長 北島義俊)と旭硝子株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長 石津進也)は、両社出資によるプラズマ・ディスプレイ・パネル(PDP)用の背面板の製造及び販売を行う合弁会社を7月3日付けで設立します。

 新会社の設立は、2001年6月1日に両社間で交わされた基本合意書に基づくもので、本年10月に北九州市の旭硝子 北九州工場内に製造拠点の建設に着工する予定です。総投資額は約100億円、当初の設備能力は年間70万枚で、2002年10月の稼動を予定しています。PDPは薄型・大画面の新型ディスプレイとして、来るデジタルネットワーク時代を支える最も有望な表示装置として注目されています。現在の空港や店舗における公共施設での広告宣伝などの業務用に加え、テレビ、ホームシアターなどの民生分野への急速な需要拡大が期待されています。

 新会社が製造・販売するPDP用背面板は、PDPを構成する重要部材のひとつで、透明なガラスの基板の上に、電極・隔壁(リブ)及び蛍光体を規則的に配列したものです。今回の新会社設立は、PDPの普及拡大に向けて今後ますます重要性が増してくるPDP用背面板において、大日本印刷のもつ量産化技術と旭硝子のもつ材料技術を相互に活用することで、技術開発から量産、販売に至る総合的優位性を両社の協力により確立することをめざしたものです。

 今回設立する新会社の概要は以下のとおりです。

社名 ディー・エー・ピー・テクノロジー株式会社
DAP technology Co.,Ltd.
本社  福岡県北九州市戸畑区牧山5丁目1番1号
(旭硝子 北九州工場内)
資本金 30億円
出資比率 大日本印刷 50%  旭硝子 50%
代表者 :  代表取締役社長 佐藤 紀一(さとう のりかず)
(現 大日本印刷 研究開発センター PDP事業化プロジェクト 本部長)
代表取締役専務 佐藤 政夫(さとう まさお)
  (現 旭硝子 ディスプレイ事業本部 FPD事業部 統括主幹部員)
従業員数 約120名
製造拠点 本社所在地と同一

以  上

報道関係お問い合わせ先
大日本印刷株式会社 広報室
担当:関本
TEL: 03-5225-8220
旭硝子株式会社 広報室
担当:小田
TEL: 03-3218-5408